アオイ模型店

アキバの外れで模型を売ってる人が、プラモについて好きなことを書いてます

サイバーホビー 1/35 特二式内火艇 後期型フロート付き

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帝国陸海軍の協力の下に開発された上陸作戦用の水陸両用戦車。

九五式軽戦車をベースに、砲塔は二式軽戦車のものを使用。任務の性格上水密性が必要なため、当時の日本戦車には珍しく溶接工法を全面的に採用しており、可動部分には、当時は貴重品だったゴムパッキンが使用されています。

車体の前後には浮力を持たせるための航行用フロート、車体下面にはスクリューが装備されており、波が入り込まないよう、砲塔上には展望室、排気口には煙突がそれぞれ追加されています。

上陸後はフロートを取り外す為、水深50センチ程度の浅瀬でしか運用できなくなります。

約180両が製造され、主に島嶼部の海軍陸戦隊で軽戦車代わりとして使用されましたが、本来の任務である上陸作戦で使用されたのは、オルモック湾に上陸した第9次多号作戦のみと言われています。

知波単学園保有しているのは、前部フロートが左右に分割出来る後期型と言われるタイプです。

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キットは中国のサイバーホビー製。

前期型、後期型、フロートの有/無の各タイが、1/72と1/35スケールで発売されています。

作例は1/35後期型フロート付き。プラッツの公式キットもこれをベースにしています。

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後部から上に突き出ているのが追加の水上用煙突。

砲塔上のものは、水上航行時の視界を確保する為の展望室で、上陸後は取り外す事になっていますが、フロートほどには邪魔にならなかったので、そのまま使用される例もあったようです。

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車体下のスクリューと舵。

スクリューは車体に、舵はフロート側についています。

知波単の塗装は雲龍型など海軍後期の航空母艦に使用されていたのと同じ迷彩という事なので、今回は濃緑色+ガンダムMSグリーン+ウッドブランで塗り分けてみました。

なお迷彩パターンはけっこう適当なので、参考にしないでください。

知波単の校章はガルパンデカールVol.2のものを使用しています。

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キットではオミットされていた前部フロート下面の排水口を、モデグラの記事を参考に再現。

プラッツのガルパン公式キットはここもちゃんと再現されているとのこと。

もっとも、ご覧の通り、車体裏面などの見えない部分は塗装なども適当なので、面倒な加工もあまり意味が無かったかも(苦笑

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フロート解除状態。

普通の戦車に比べて構造が複雑な為、横幅はちょっとした重戦車並みですが、全長が短く、中戦車サイズの車体に、軽戦車の砲塔が乗ったアンバランスな姿をしています。

車体から2つ突き出ているのが連結器。ここのパーツを接着せずにおくと、フロートの取り外しが可能となりますが、その場合フロートと車体の間でガタつきや隙間が出来るので、多少加工が必要です。

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車体後部の4つの連結器と、煙突の基部も接着しないようにしましょう。

なおフロート無し状態の設定画は、いまのところ公式で発表されていないので、迷彩パターンは、フロート部分や劇中の僅かな描写などから推測したものになります。

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当初はプラッツの公式キットが出るまでに完成させようと頑張ったんですが、迷彩塗装やフロート連結部の検証作業と改修で、残念ながら公式キット発売までには間に合いませんでした。

ただ、組み立てそのものは比較的簡単なので、面倒な事をしなければサクっと組むことが出来ると思います。 

 

ノンスケール MODEROID エリアルC装備

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国立科学研究所(通称SCEBAI)が趣味従来の戦車や戦闘機に代わる汎用兵器として開発した人型機動兵器。

正式名称は全領域要撃/支援レディ、通常は頭文字からAREIL(エリアル)と呼ばれています*1

全高40メートル。動力はトカマク型レーザー核融合炉。戦術核にも耐える複合装甲に覆われており、地上では時速400キロ、飛行用のオプションパックを用いる事でマッハ2.4で飛行可能。人型ボディはあらゆる環境に対応可能で、人類の機動兵器としてはほぼ無敵といって良い機体です。

なお建造費は1機あたり原子力空母10隻分。

4機が建造され、そのうちの1機はアメリカが保有しているので、予算はその辺からひねり出している模様。

突如襲来した銀河帝国の地球侵略に対して初出動、見事宇宙人の降下兵*2を撃退*3して初陣を飾りました。

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笹本祐一SF小説ARIELの主役メカ。

前述の通り人類最強の兵器ですが、宇宙人の降下兵に対しては撃破どころか傷一つつける事ができず、予算やスケジュールの都合で勝手に撤退して行くのを「撃退した」というのが毎回のお約束。

全52話で撃墜に成功した敵機はわずか2機、そのうちの1機は敵の都合で放棄されたもので、本当に撃破と呼んでいいか悩むところがあります。

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頭部はロングヘアーと、おさげ、ヘルメットの3種類が付属。

頭髪は半透明パーツなのですが、光が乱反射してしまい、写真だと真っ白く潰れてしまいました。

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ちなみに髪の毛は、頭部に搭載した第6世代型コンピューターを冷却する為のヒートシンクです。

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コクピットは胸部にあるので、ヘルメットはコンピューターを保護するためのオプションと思われます。

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剣と盾を持った白兵戦用装備はC装備*4と呼ばれており、宇宙人ではなく、世界征服を企む謎のマッドサイエンティストが使用するロボット(笑)に対して初めて使用されました。

剣は当初20メートルのチタン製でしたが、後に回収した敵機の材質を流用したものに変更しています。

シールドはセラミックスの複合装甲

手首はゴム製で、平手と武器用握り手の2種類が付属。

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手足の可動は見た目より広いですが、肩アーマーの関係で腕を上げる事は出来ません。

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付属の専用台座。

安定が良いキットでは無いので、ポージングには必須。

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組み立てには約3時間。

そんなに奇抜な構造はしていませんが、モデロイドは初めてだったので、慣れていないメーカーのせいか、ちょっと時間がかかってしまいました。

 ARIELが出るならリボルテックの方かと思っていたんですが、まさかのグッスマからプラモ。

海洋堂ガレージキットだけを心の支えに30年有余年待ち続けてきた我々に不満などあるわけもなく。

まあ、手首の構造が初期のフレームアームズ・ガールみたいで強度に不安を感じたりもしますが(苦笑)

さて、次は飛行ユニット型を作るとしますか。 

ARIEL 1 (ソノラマノベルス)

ARIEL 1 (ソノラマノベルス)

 

 

 

*1:厳密には同作者の小説「妖精作戦」に登場する宇宙戦闘機の名前が流用されています

*2:銀河帝国における機動兵器の通称。一般的にドラゴンのような姿をしており、地球側からは宇宙怪獣扱い

*3:撃破ではない

*4:チャンバラ装備

HG 1/144 MS-06K ザクキャノン

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ジオン軍の対空戦闘用MS。

ミサイルが使えないミノフスキー粒子下においても驚異となる大型爆撃機を迎撃する為に開発されたジオン軍の対空戦闘用MS。

地上侵攻作戦が順調に進んだため、開発は一時中断されていましたが、連邦軍ガンキャノンタイプに対応する為*1、急遽開発が再開されたものの、実戦配備は大戦末期のごく短期間に限られました。

肩の180ミリキャノンは対空射撃だけでなく、間接射撃や直接射撃にも使用する事ができ、バックパック単独でザクの火力強化用装備としても使用されました。

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キットはザクハーフキャノンをベースに新規パーツを追加したもので、バックパックは完全に共通です。

デザインは旧設定のザクキャノンをほぼ踏襲していますが、MGザクキャノンなどと違い、成型色はイアン・グレーデン中尉機に準じています。

プレミアムバンダイ限定商品。 

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ハーフキャノンとの比較。

ハーフキャノンの方が身長や足が長く見えます。

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頭部はイアン・グレーデン中尉のダブルブレードアンテナと、一般兵用の通常アンテナの選択式。

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通常のザクの物より大型の専用シールド。


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胸部はほぼ新規。

コクピットハッチは開閉可能。

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足回りは、J型などに比べて一回り太く、脹脛にはスラスターのようなものが追加されています。

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腰のビックガンは、バックパックと繋がった可動式アームで保持する事が可能。

グリップも可動式で、手の動きにスムーズに追従します。

手首は握り手と平手の2種類が付属。

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組み立て所要時間は約3時間。

パーツ流用の関係で、成型色の異なる同じパーツがいくつも入っているので、間違えないよう注意が必要です。

武装として、一応ヒートホークが付属していますが、ハーフキャノンにあったガトリング砲は入っていません。

以上、HG 1/144 MS-06K ザクキャノンでした。 

 





 

 

 

 

*1:オリジンだとガンキャノンの開発が前倒しになった為、この設定が今も活きているのかは不明

HGAC 1/144 XXXG-01SR ガンダムサンドロック

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今日は新機動戦記ガンダムWから、HGAC 1/144 ガンダムサンドロックです。

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オペレーションメテオの為に開発された5機のガンダムのうちの1機。

強靭な装甲と大型のヒートショーテルを用いた白兵戦を得意としますが、火器は頭部バルカンと肩のミサイルのみで、砲撃戦はマグアナック隊が担当します。

他のガンダムが単機での運用を前提としているのに対し、サンドロックは集団戦闘を意識した指揮官機として設計されており、その高い指揮通信能力は、直属のマグアナック隊をはじめ、他のガンダムとの連携などで遺憾なく発揮されました。

パイロットはカトル・ラバーバ・ウィナー。

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オリジナルデザインに比べて、シャープなアレンジがなされている頭部。

カメラアイ、額のセンサー、胸の発光部分はシールを使用しています。

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エチオピアの伝統的な武器であるショーテル。

独特な形状のため非常に扱いにくい反面、極端に湾曲した刀身で盾の後ろに隠れた敵を切りつけたり、引っ掛けて引きずり倒すなど、使いこなせれば大変強力な武器になったそうですが、劇中では敵のモビルスーツを次から次へと一刀両断にしていった為、その特性を活かす機会はありませんでした。

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手首はヒートショーテルにも使える一般的な握りこぶし、親指を立てたヒートショーテル専用手首、それに平手の3種が付属。

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ヒートショーテルは赤熱化状態を再現したクリアレッドの刀身に差し替えることも出来ます。

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バックパックにシールドとヒートショーテルを組み合わせた必殺兵器「クロスクラッシャー」

発射するとすべての装備を失ってしまう、かなりリスキーな兵器ですが、劇中ではリーオー相手にぶっ放したりしてます。

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シールドは背中に装備する事も可能。

赤い「目」の部分はシールを使っています。

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ノーマルのマグアナックとパチリ。

1/100が出ないなど、ヘビーアームズと並んで扱いの悪かったサンドロックEWの時サーペントと並ぶ二大売れ残りキットとして名を馳せるなど、けして人気のある機体とは言えなかったのですが、ウイング系についでガンダムとしては2番手の大抜擢。むしろ、マシンガン付きの宇宙用をちゃんと出てくれるか不安になるわ(笑)

組立時間は約2時間。

奇抜なギミックや装備がないので、気楽に作ることが出来ました。 

 

 

バンダイ メカコレクション 航宙戦闘母艦CCC-01 ノイ・バルグレイ

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アンドロメダ型航宙母艦ガミラス仕様。

大幅な改装が行われた戦艦型のガミラス仕様と異なり、外見には大きな変更点はありませんが、艦内設備などはガミラス人にあわせたものに変更されています。

艦名はドメル機動部隊を踏襲しており、ネームシップのノイ・バルグレイ以下、ノイ・シュデルグ、ノイ・ランベア、ノイ・ダロルド4隻が建造されたことが確認されています。

艦載機はドメル機動部隊と同じデバッケやドルシーラなど。大型のガルント次元潜航艦を飛行甲板上に係留しているシーンも見受けられます。

艦長はドメル幕僚団出身のフォトム・バーガー。

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キットは空母型アンドロメダの成型色変え。

成型色は赤一色、新規パーツとして艦橋上部に電探?が追加されており、マーキングデカールも専用のものが付属しています。

また、おまけとして1/1000アンドロメダ用のノイ・バルグレイ改造パーツが付属しています。

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前述の通り成型色は赤一色なので、赤は成型色をそのまま活かし、フラットブラックとニュートラルグレーで塗り分けています。

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新規パーツの電探?

ガミラスのガイペロン級が装備しているものと同系列と思われます。

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デカールは水転写式。

艦名はノイ・バルグレイのものしか付属していないので、他の3隻は再現できません。

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飛行甲板や船体側面のマーキングは再現されていますが、艦首とその周辺部の艦名や国籍マークのデカールは付属していません。

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元々出来の良いキットなので、このキットも不満はなし。

むしろ、デカールと成型色変えだけで済むアンドロメダブラックを出さずに、いきなりこっちを出したのが驚きです。

今月末のホビーショウでアンドロメダブラックが発表……なんて事は、まあ、ないでしょうね(苦笑 

 

 

バンダイ ビークルモデル016 スーパー・スターデストロイヤー

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3ヶ月ぶりの更新。

一度サボるとサボりぐせがついてしまって良くないですね。

今日はバンダイのメカコレ スーパースターデストロイヤーです。

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帝国の逆襲で初登場したベイダー卿の旗艦。

正式名称はエグセキューター。

昔スター・デストロイヤーを「宇宙駆逐艦」と訳して赤っ恥をかいた人がいましたが、スター・デストロイヤーは軍艦の等級を表すもので、我々が言うところの「戦艦」や「巡洋艦」といった言葉に該当します。

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一般的なインペリアル級スターデストロイヤーの全長が1600メートルなのに対し、こちらは約12倍の全長19キロ。

このキットですと、スーパースターデストロイヤーが約1/100000、スターデストロイヤーが約1/14500スケールになります。

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バンダイの技術の粋を集めた緻密な艦上構造物。

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ちょこんと出っ張っているのが、通常のスターデストロイヤーと共通デザインの艦橋部。

高さは約3ミリ。

劇中では、ここにAウイングに体当たりされたただけで轟沈してしまいました。

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機関部のディテールもなんか凄いことになっています。

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塗装はガルグレー。

タミヤの墨入れブラックを使用していますが、スケールがデカすぎて、普通なら適度なウェザリングになる拭き取り痕や滲みがスケール感を失わせてしまうので、拭き取りの際には注意。

艦橋などのディテールも凸凹していて、見た目以上にスミ入れ塗料の拭き取りには神経を使います。

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組み立ては30分。

塗装と乾燥を含めても1日で完成。

スーパースターデストロイヤーが手のひらサイズでな時代が来るとは、お高い海外のキットをポストホビーの輸入プラコーナーで買っていた頃は思いもよりませんでした。

ファインモールドの時も、ミレニアム・ファルコンで力尽きちゃったし(苦笑

次はヴェネター級(クローン戦争に出てくる赤いラインのスターデストロイヤー)出して欲しいけど、バンダイ、クローン戦争時代のメカにはあまり興味なさそうだからなぁ

 

ビークルモデル 001 スター・ウォーズ スター・デストロイヤー プラモデル

ビークルモデル 001 スター・ウォーズ スター・デストロイヤー プラモデル

 

 

HG 1/144 MW-01 モビルワーカー01型 後期型(マッシュ機)

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ジオンが月面開発用の人型作業機械として開発したモビルスーツの原型機。
作業用機械との建前の為、胸部には大型のウィンチやライトを装備されていますが、頭部のモノアイなど、後のジオン系モビルスーツの特徴をすでに持ち合わせています。

特定の条件下であれば、ガンタンクを撃破することも可能でしたが、背部に露出した大型の核融合炉や、剥き出しのコクピットなど、実戦投入する兵器としては問題が多く、実戦投入される事はありませんでした。

テストパイロットは後に黒い三連星として知られるマッシュ准尉(当時)

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「そんな、金型流用出来ないのに、本気かバンダイ?」とみんなを驚かせたモビルワーカー

実際、商品としてはほとんど売れた記憶がありません(苦笑)

成型色はグレーとオレンジの2色、黄色のストライプ部分は全てシールです。

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大型のクローアーム。

両腕とも前腕部はアタッチメント構造になっており取り外し可能。

このギミックは後のグフと共通です。

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左手には平手

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シールド用の握りこぶしが付属。

この頃はまだ、アタッチメントで盾を直接腕に取り付けるという考えは無かったようです。

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劇中でガンタンクの火器を全て防ぎきった、尋常じゃない防御力のシールド。

この機体唯一の装備になります。

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こんな外見にも関わらず、足の可動はかなり手が込んでいるのですが、動力パイプ?がついて行かないのが玉に瑕。

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全く別物になる最後期型はともかく、コクピットと腕周りが異なるだけの初期型くらいはプレバンで出るかと思ったんですが、さすがのバンダイもそこまで酔狂ではありませんでしたね。

どこのお店でも、長らく棚の肥やしになっていたモビルワーカーですが、先日テレビに登場した時は結構売れたとかいう話で、まだまだテレビの影響力はバカになりませんね。

HG 1/144 モビルワーカーMW-01 01式後期型(マッシュ機) (機動戦士ガンダム THE ORIGIN)

HG 1/144 モビルワーカーMW-01 01式後期型(マッシュ機) (機動戦士ガンダム THE ORIGIN)

 

 

HGUC 1/144 MSK-008 ディジェ(ナラティブバージョン)

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リックディアスをベースにカラバが開発した大気圏内用モビルスーツ

ジェガングスタフ・カールアンクシャといった新鋭機にも引けを取らない高性能機ながら扱いが難しく、本格的な生産は行われず、少数の機体がカラバのスポンサーであったルオ商会の私設部隊などで、一部装備を変更して使用されています。

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プレバン限定、ディジェのカラーバリエーションキット。

ガンダムNTの冒頭に一瞬だけ登場しました。

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従来型のディジェとの違いは、隊長機の肩に追加されたサーチライト。

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改良型のビームライフル

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膝と甲の濃いグレー部分はシールを使用しています。

その他は、従来型のディジェと全く同じです。

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ビームナギナタや従来型のビームライフル、クレイバズーカも付属しています。

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アムロ機の派手さも悪くないですが、こういう地味な塗装も良いですね。

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カラバリ商法に慣らされていくのね……自分でも判るわ(笑 

 

 

 

HG 1/144 MS-06JK ザク・ハーフキャノン

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MS-06K用のバックパックを、C型やJ型に搭載した簡易型ザクキャノン。

バックパックはザクキャノンと同じものですが、頭部のセンサーなどはC型やJ型に準じており、命中精度などはK型に劣ったようです。

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キットはオリジンシャアザクのバリエーション。

バックパックが追加されているかわりに、ヒートホーク以外の武装が全てオミットされています。

設定ではバックパックが外れると、中から普通のランドセルが出てくる事になっていますが、キットではそこまで再現されていません。

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キットはC型とJ型のコンパチ。

はいい加減作り飽きたので、今回はJ型で組んでみました。

といっても、違いはコクピット周りだけですが。

そういえば1/144でJ型で出たの、08小隊以来なのでは?

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キャノンの基部はポリキャップ可動。

ジムキャノンに比べると、かなり仰角をとれますが、それでも対空戦闘や間接射撃には不向きに思えます。

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ザクキャノンのもう一つの特徴であるビッグガン。

昔は2連装ロケット弾ポッドだったのですが、最近の設定では2連装ミサイルランチャーに変更された模様。

ジョイント用のアームでしっかり固定されているので、あまり邪魔にはなりません。

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オプション装備の6連装ガトリング砲。

基部はキャノンと共通ですが、給弾用ベルトを取り回す関係で、右側のビッグガンを取り外す必要があります。

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給弾ベルトは軟質素材製。

対空火器としては、こっちの方が実用性が高そう。

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なんでこれが一般販売で、ザクキャノンがプレバンなんだ?

といつもの疑問を持ちつつ、来月にはザクキャノンがプレバンから届くので、ぼちぼち作ってみました。

 

メカコレクションNo.12 零式52型改 自立無人戦闘機 ブラックバード

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零式52型空間艦上戦闘機コスモゼロをベースに、将来予想される人的資源の不足に対処する為開発された無人戦闘機。

ガミラスから導入したドローンの無人制御システムを搭載しており、機体の設計は従来型のコスモゼロのものをそのまま継承しています。

機首が青い機体は編隊指揮用の有人機ですが、将来的には完全無人艦が計画されています。

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キットはメカコレコスモゼロをベースに、新型ミサイルポッドと接続用のアブプターパーツが追加。

2機セットで、有人機用の青い機首が1つ、無人機用の黒い機首が2つ付属しています。

従来型のコスモゼロと同じミサイルなども付属しています。

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シールは無し。

風防とコクピット前の反射防止用のつや消し黒部分をガンダムマーカーで塗装。

最後にクレオスのフィルタリング用のグレーとブルーでざっと拭いてあります。

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有人機は飛行状態、無人機は着陸状態で仕上げてあります。

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無人機とα2。

そして、旧メカコレで作った本家本元ブラックゼロ。

元々は作画ミスで劇中に一瞬だけ登場した機体だったのですが、その後PS版宇宙戦艦ヤマトで隠しキャラとして登場しています。

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結局メカコレは、金型使い回しばかりですが、まだしばらく展開が続くようなので、今度こそ雷撃型コスモタイガーが出るまで付き合うとしましょう(多分出ません 

 

HG 1/144 RCX-76-01 ガンキャノン機動試験型/ 火力試験型

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評価試験目的で製造されたガンキャノン最初期型のバリエーション機。
機動性を重視したA型と、火力を重視したB型の2機が作られました。

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キットは設定と同様、ガンキャノン最初期型(鉄騎兵中隊)のバリエーション。

成型色の変更、並びに頭部と武装が新規パーツになっており、機動試験型と火力試験型のコンパチキットになっています。

デカールは試験機用のものが追加されています。

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機動試験タイプのA 型。

頭部はガンダムと同じVアンテナを装備。

ガンキャノンの特徴であるキャノン砲は装備しておらず、軽量化による機動性の向上と対MS近接戦闘を意識したのか、初期生産型では右肩に搭載されていたガトリング砲が両肩に搭載されています。

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八洲重工製マシンガン。

いわゆる陸戦ガンダム系のマシンガンですが、オリジン世界では元々ジオンが八洲重工に開発させたものを、遅れてMS開発に着手した連邦が採用した流れのようです。

そのせいか、3本指のガンキャノンとはグリップの形状が全く合っていません。

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グリップとストックは展開が可能。

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いわゆるジムマシンガンの方も付属しています。

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シールドはジムマシンガンと同じタイプのマウントラッチで腕に固定されています。

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火力試験タイプのB型。
頭部に砲手席が増設され、両型のキャノン砲に加え、左腕も固定式の4連装機関砲になっており、事実上2足歩行のガンタンクであり、連邦軍に内部の戦車派閥と一悶着あったのだろうという事を伺わせます。

さすがにこの状態では発射時の衝撃を制御できず、機動性も著しく低下する為、後のMSにコンセプトが反映される事は無かったようです。

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A型との違いは頭部、肩のキャノン、右腕で、3分もあればパーツ交換が可能です。

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砲手席が追加された火力試験型用頭部。

外部からは砲手席を見ることは出来ませんが、形状はガンタンクのものに近くなっています。

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キャノン砲はガンタンクと同系列。

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ガンタンクと違い、身体ごと角度をつける事が出来るので、あまり問題にならないのかも知れません。

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こちらもガンタンクと同系列の4連装機関砲。

この辺は、ある意味ジオンのグフの先を行っていたとも言えます。

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所詮はガンキャノンの使い回しキットと思っていたのですが、作ってみたら意外と楽しめるキットでした。

早くアニメの続きを作って、赤いのも出して欲しいですね。 

 

HG 1/144 RGM-79KC ジム・インターセプトカスタム パチ組レビュー

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ジム・スナイパーカスタムのさらなるカスタム機。フェロウ・ブースターと呼ばれるスターク・ジェガン風の肩部ミサイルポッドを搭載した大型バックパックを標準装備していますが、キットにはブースターは付いていません。

モビルスーツ単体としては、ジムスナイパーの軽量型といった趣で、どちらかというとジム・ライトアーマーを思い出させます。

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キットはジム・ガードカスタムがベースですが、発売時期からすると、ガードカスタムやスナイパーカスタムと並行開発だったと思われます。

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スナイパーカスタムと比べて構造が簡易化されているバイザー。

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もちろん、ちゃんと可動します。

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武装ビームスプレーガンと、腰のビームサーベルのみ。

バルカンが無い分、火力では普通のジムにすら劣っています。

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右手首はスプレーガン用とビームサーベル用の2種。

装甲が少ない分、ザクなどに比べると腕はよく動きます。

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左手首はサーベル用の拳のみ。

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股間のスイング機構と腹部の多重関節のおかげで、膝足立ちでもあまり不自然さは感じません。

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ぶっちゃけ、フェローブースターが本体みたいな機体なのですが、ブースター無しでキット化するという暴挙に出たバンダイ

将来的にプレバン化する事を考えていたのかもしれませんが、正直インターセプトもガードカスタムも売れているとは言い難い状況なので、発売は難しいでしょうね。

ジムキャノンとかジムスナイパーとか、手堅く売れそうな機体をなんでプレバンにして、知名度が高いとはとても言えないこいつらを、なんで一般販売にしちゃうかなぁバンダイ? 

 

HGGO 1/144 MS-06S ザクⅡ(赤い彗星バージョン) パチ組レビュー

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ルウム戦役からオデッサ作戦まで登場したシャアの愛機。

F型の性能向上型ですが、シャアの機体は各部リミッターを解除する事で、機体性能を限界まで引き出しています。

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先に発売されたシャア専用ザクのバリエーションなので、詳細はそちらを参照。

前キットはオリジン第1話に登場したルウム戦役仕様でしたが、こちらはは第6話に登場したファルメル隊仕様になっています。

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変更点はベルト給弾式ハイパー・ライフルの追加。

シールは第6話に登場したファルメル隊のものに変更されています。

なお、アニメではシャアがハイパー・ライフルを使うシーンは今の所ありません。

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付属している武装C-5型と同じ。
手首は右がライフル用と通常の拳、左は平手と拳の各2つずつが付属しています。

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シャアザク下さい」

「どのシャアザクですか?」

の難易度を更にアップさせるバンダイ悪魔の所業。

本当、売る方の身になってくれ(苦笑)

普通だと、この手のシールが違うだけのキットはプレバンかイベント限定な事が多いのですが、テレビ放送に合わせてか今回は一般販売。

まあ、前のキットを持っていない人か、我々のような覚悟完了組用のキットですね。 

 

 

 

バンダイ 1/1000 宇宙戦艦ヤマト 2202 素組レビュー

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今日は、ずっと積んであった2202版のヤマトを素組しました。

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1/1000 2199版ヤマトの改修キット。

2202でデザインが変更された部分の改修、並びに発光ギミックが追加されています。

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2199に比べて太くなった艦首部分は完全新規パーツ。

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3連装1基から連装3基に変更された、後部副砲脇のパルスレーザー砲。

また副砲下の第4艦橋も新規パーツで再現されています。

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波動エンジンのノズルも大型化しています。

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外見は変わっていませんが、発光ギミックを内蔵する関係から、船体そのものの設計も見直されています。

それ以外の変更点はありません。

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艦首波動砲

口径が小さい為、アンドロメダドレッドノートに比べるとちょっと地味ですね。

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艦橋も光ります。

でも艦長室は光りません。

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波動エンジンと補助エンジン。こっちの方が波動砲よりド派手に光ります。

なお、発光ユニットを内蔵する関係で、2199版にあった艦載機格納庫のギミックがオミットされました。

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2199版との比較。

金型を完全に一新したメカコレと違って、こちらは8割り方共用。

構造的に無理があった格納庫が無くなったおかげで艦尾のラインがスッキリしたのが良いですね。

さて、次は予算を確保して、最終決戦仕様を作らないと。 

 

HGGO 1/144 MS-06C-6/R6 ザクⅡ C-6/R6型 パチ組レビュー

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現状におけるMS-06Cの最終型。

MS-06C-5型の改修型で、C5ではオプション装備だったバルカン砲を右胸に標準装備しているのが特徴。

いわゆる原作版オリジンザクであり、アニメではファルメル隊の機体として登場しています。

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キットはC-5の追加パーツ+デカール変えなので、今日は簡単に変更点だけ。

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胸部3連装バルカン。

C-5のオプションだった胸部バルカンがほとんど肩だったのに対し、こちらは胸に位置が変更され、サイズも大型化しています。

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パチェコ機用のスパイク無しの肩アーマーがオプションで入ってます。

パチェコって誰だよ?

という人が大多数だと思いますが、デニム、スレンダー、ジーンに次ぐもう1人のファルメル隊パイロットだそうです……そんなヤツいたっけ?(苦笑

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付属武装

何故かC-5に付属していたザクマシンガンがなくなり、ハイパーライフルだけになってしまいました。

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なおMS-06C-5(写真左)のパーツも全部入っているので、組み合わせ次第でC-5も含めた各種バリエーションを再現できます。

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今気づいたけど、モノアイのシール少し上向き過ぎてる。

これじゃアヘ顔だw

以上、HGGO 1/144 MS-06C-6/R6 ザクⅡ C-6/R6型のパチ組レビューでした。