HGUC PMX-001 パラス・アテネ レビュー
既に奇形化の兆しを見せていたΖ末期のMS群の中で、珍しく正当派な重MSであるパラス・アテネ。どの辺が凄いのかよく判らないジ・オや、こんな手間のかかった偵察用MSが必要なのか疑問なボリノークサマーンに比べると、全身メガ粒子砲とミサイルの塊という判りやすいコンセプトの持ち主で、非常に好感が持てる。
さてキットだが、パラスアテネの重厚感を良く再現したプロポーション、良く動く関節と、押さえるところはしっかりと押さえた、かなりの良キット。
特に、背中のバインダーがやたらと良く動くので、この手の重装備MSによくある「パーツ同士が干渉して、まともに動かせない!」が無いのが、非常に嬉しい。
細かい部分の色分けをシールに頼り過ぎている気がしないでもないのだが、逆に言えば、それだけ最近のHGがシールに頼らない作りをしているという意味であって、一昔前のキットやSEEDのキットに比べると、そんなに多い訳では無い。
そんな訳で、このキットはなかなかにおすすめなのである。
HGUC 1/144 PMX-001 パラス・アテネ (機動戦士Zガンダム)
- 出版社/メーカー: バンダイ(BANDAI)
- 発売日: 2006/02/25
- メディア: おもちゃ&ホビー
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