アオイ模型店

アキバの外れで模型を売ってる人が、プラモについて好きなことを書いてます

MG クロスボーンガンダムX-1 Ver.Ka


 2週間ほどかけて、隙を見ながらチマチマ製作。
 キットはX−1改とX−1改・改のコンパチキット。今回はX−1改・改で作ったけど、実は自分、クロスボーンガンダムは本編しか読んでいないので、X−1改・改は見たことがなかったりする(苦笑
 さて、キットの出来だけど、残念ながら問題山積。駄作というのは可哀想だとしても、失敗作なのは間違いない。
 小型フレームの機体はまだ二機目、メインフレームMG 1/100 F91 ガンダムF91 (機動戦士ガンダムF91)の流用だから、事実上1機目と言っても差し支えないので、まだまだ経験不足な部分があるのは仕方がないとは思うけど、スナップフィットにも関わらず、はまりの悪いパーツが多く、接着しなければマトモに組み立てることすら出来ないのは、経験不足とは関係ない部分の筈であり、問題点として指摘せざるを得ない。
 それともう一つ、これは致命的な問題なのだが、ビームザンバーを手に持たせられないのはなんとかならんものか。ザンバスターが独特な形状のストック?がジャマで手に持たせるのが難しいのはデザイン上の問題だとしても、ビームザンバーの方は、手の規格自体が合っていないので、どうにもならない。ビームザンバー用の手を用意するなど、なんらかの方法は考えられなかったのか。
 ヒートダガーやブランドマーカー、腰のアンカーやウィップなどの細かいギミックを再現しようとする制作陣の心意気は買うが、技術不足から来る無理は誰の目にも明らか。詰めこみすぎによって各所に無理が来ており、全体がガタガタ。
 実際問題、撮影の為にそれらのギミックを展開しようにも、マトモに展開出来なかったり、一度展開したら収納に30分もかかったりと、そりゃ酷い物である。つまり、写真が2枚しか無いのは、そのせいであって、けして自分の手抜きでは無いのでよろしく(苦笑

 コアファイターはかなりしっかりと固定可能。どれくらいしっかりしているかと言うと、撮影のために外そうとしたら、イヤな音がしたので諦めたくらい(苦笑
 ABCマントは随分と工作が必要なようなので、あっさりと諦めた。正直、本体作っただけでもう疲れた。

 やはり、この大きさでMG、それもギミックの多いF97を再現するのには、若干どころでは無い無理があったようだ。もちろん、スタッフの努力は認めるし、ここまで再現しただけでも大した物だとは思うのけど、だからこそ、もう少し技術を蓄積してから出して欲しかった…………と思うんだよね。
 正直、心意気を買うだけでは埋められない穴という名の欠陥が、大きな口を開けているとしか言わざるを得ない。
 残念ながら、ね。

MG 1/100 XM-X1 クロスボーンガンダムX-1 Ver.Ka (機動戦士クロスボーン・ガンダム)

MG 1/100 XM-X1 クロスボーンガンダムX-1 Ver.Ka (機動戦士クロスボーン・ガンダム)