装甲騎兵ボトムズ 1/20 スコープドッグ
前振りなげぇなあオイ(笑
スコープドッグを遂にバンダイが出すと聞いた時は、随分と複雑な思いを抱いた物です。
当時タカラから出たキットは、多少の追加パーツを加えたとはいえ、未だに生産され、そして売れ続ける傑作の名に恥じないキットでした。
もちろん、今のバンダイなら、それを超えるキットを作ることは簡単です。というより、出来なければオカシイ。実際、今の目で見るとタカラのキットはいろいろと問題点が多い。金型も随分ヘタって、今までも度々寿命問題が取りざたされたており、パーツ精度も随分と落ちています。
けど、多くの人々の手によって美化された思い出のキットを超えるというのは、生半可なことではありません。
それに対してバンダイが取った手段は、全力全開で打って出るというものでした。
タカラと競合する1/24では無く、より大きい1/20で、MGで培った技術を全部突っ込んで来たのです。
こいつはマジで傑作だ。
若干スマート過ぎる気もするけど、バランスの良く取れたプロポーション。
モビルスーツと違って人間の動きを再現するような事は出来ませんが、各種設定ギミックは十分に再現されており、文句のつけようがありません。
機械的に最も複雑かつ脆弱であろう指を火薬で敵に叩き付けるアームパンチ機構(笑
次作レイズナーからは、手ににナックルガードが付きましたとさ。
カメラは左右にスライド。
首も360度回転可能。
バイザー開閉
ハッチ開閉
コクピット内部は詳細に再現されています
ボトムズ乗りは降ろする事も可能
ローラーダッシュ機構
左側が通常歩行時、右側がローラーダッシュ起動時。爪先が起動スイッチになってます。
ターンピック
ローラーを起動すると、僅かですが機体が浮きます。
脚裏
そして降着ポーズ。
ドッグキャリアーは出るのだろうか?
自分だけかも知れませんが、膠着ポーズって、降下シーンとかのイメージが強くて、乗降に使ったのって、あまり記憶に残ってないですよね。
どちらかというと、脚のステップから這い上がって乗り込んだイメージの方が強い。
脚部は結構複雑で、説明書の解説も判り辛いので、降着ポーズをとらせるには若干コツが必要です。
武装はヘビーマシンガンのみ。個人的には大人は汚いなぁと思うが、商売的には正しい選択ですな(苦笑
ガンプラ以外では、久しぶりにヒットしたキットですね。
1/35 ランスロット (コードギアス)もよく売れたけど、リアルタイムで放送中じゃ無い番組のキットがこれほど売れるのは異例ですよ。
しかも、スコープドッグを1体作れば、色変え、パーツ追加等々で無数のバリエーション展開が期待出来るのですから、こんなに美味しい商売は無い。
メルキア軍の紫に、オドン星のグレーと全身濃緑の機体。ちょっと考えたでけで色変えがこれだけ。
追加パーツがOKなら、パラシュートザックにラウンドムーバー、マーシィ、ストロングバッカス、パープルベアー、各種ターボカスタムにペールゼンファイル仕様。バーグラリードッグやメロウリンクの機体まで含めたら一体何機になるか……
正直最近のアストレイのバリエーション展開は好きになれないけど、ボトムズなら許せるというか仕方ないというか(苦笑
今のところバンダイは、あせらずゆっくりラインナップを充実させていく方針らしいので、先々が楽しみです。
個人的には、ラストレッドショルダー仕様のターボカスタムと、メルキア軍カラーにパラシュートかラウンドムーバーをつけて、ペンタトルーパーが付属すれば文句ないんですけどね。
装甲騎兵ボトムズ プラスチックモデルキット 1/20 スコープドッグ
- 出版社/メーカー: バンダイ(BANDAI)
- 発売日: 2007/06/24
- メディア: おもちゃ&ホビー
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