アオイ模型店

アキバの外れで模型を売ってる人が、プラモについて好きなことを書いてます

1/100 ティエレン地上型


 天子様をお救いしろ!<間違い

 地上型と書いてありますが、宇宙型やタオツーが出る可能性があるのでしょうか?<挨拶
 正直、もう続編では出番が無いであろう機体のキットを、144ならともかく、100で出されるのは、商売的に辛いのですが。
 
 
 
 



 定番の200ミリ滑腔砲。
 バレル上で平行している細いのはスポッティングライフル……って、一体いつの時代の兵器だよ。

 カーボンブレードは腰のフックに装着可能。


 このキットの売りの一つ、オリジナル設定のバズーカ。RPG−7風のこちら側が後端部。

 腰ではなく、バックパックにスリングしています。

 バズーカというのは、その形状から来た通称で、実際はロケットランチャーでは無く550ミリミサイルランチャー。
 けど設定を見ると、砲弾はミサイルというより迫撃砲弾風。


 コクピットハッチは開閉可能。MGのようにコクピットまでは再現されていませんが、ハッチから身を乗り出す乗員のフィギュアが付属。

 随伴歩兵フィギュア。
 圧倒的な巨大さに忘れそうになるけど、ビルや森の影をちょろちょろ動き回る歩兵にRPGやパンツァーファースト打ち込まれたらMSなんか本当はお終いなので、ティエレンみたいに機動性で歩兵を振り切れない機体に随伴歩兵は必須。まあ、UC世界のMSみたいに、ヘタにぶっ壊すと自分たちが被爆する危険がある場合はちょっと話が変わってくるけど。

 各部アップ。

 モールドや装甲の表面表現はタミヤ風。
 これをやり過ぎると1/100ザブングルシリーズになってしまうので匙加減が難しい。

 シールドの表面はアップリケアーマー?
 こーいうのって、増加装甲であるシールドでは無く、本来はコクピット周りとかに装備するものなんじゃ?

 基本的な構造はHGティエレンと全く一緒。あくまで1/100サイズへのスケールアップだけで、技術的なバージョンアップと呼べる物は全くなし。言い換えれば枯れた、安定した技術で作られているとも言えますが、重量級の機体なだけに、下半身の安定感がイマイチ。
 デザインがデザインなので、安定そのものは良いのですが、関節が重量を支え切れていないというか、これは短期間で下半身のポリキャップがヘタりそうだなぁ……