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特撮リボルテック SERIES No.037 機動歩兵 レビュー


 今日は宇宙の戦士から、海洋堂 特撮リボルテック SERIES No.037 機動歩兵のレビューです。

 ロバート・A・ハインラインのSF小説 宇宙の戦士に登場する強化防護服。
 俗に言うパワードスーツという概念を最初に編み出した作品であり、パワードスーツだけでなく様々なロボットへと大きな影響を与えており、企画段階のガンダムにも影響を与えた事は有名です。
 なお、このデザインはスタジオぬえによる日本オリジナルの物で、アメリカではこんなデザインだったり、こんなデザインだったりします(笑)
 実写映画化された時にもパワードスーツが出てきますが、そちらはこんなデザインで、パワードスーツのように「着る」のではなく、普通に操縦する方式に変更されています。



 独特なトップヘビー構造。
 リボルテックでは直立させるのに、少々コツが必要です。

 「脳水腫にかかったゴリラ」と言われる頭部。

 ハッチを開けてパイロットを露出させる事が出来ます。


 付属のパイロットフィギュア。
 ちなみに、この世界では軍人は全員つるッ禿と決まっています。男女差別は既に解消されているので、男女の差はありません。
 ヒロインもそれは見事なハゲを劇中で披露してくれています(笑)

 右肩のロケットランチャー。
 劇中では二キロトンの小型核弾頭を敵の街に向けて派手にバラまくなど、日本では少々気まずい活躍を見せてくれます。
 ランチャーを装備していない機動歩兵も登場していますが、リボルテックではそちらは再現されていません。

 『肩にキャノン砲』というデザインは、パーフェクトガンダムをはじめ、多くのモビルスーツに影響を与える事となります。


 左右に向けて小型高性能爆薬を投射するY型発射機。

 腰のハンドグレネード。
 十秒間火焔散弾や、敵の言語で「ヒャッハー!! 俺はもうすぐ爆発するぜっ!」と叫んで敵を混乱させる三十秒爆弾などがあります。

 パックパックの左側にはハンドフレーマー【携帯火焔放射器】をとりつける事ができます。
 サンライズアニメ版の描写を見る限り、取り外す時はワイヤーやビームのようなもので、パワードスーツの手が届くところまでスライドするようです。


 左手首はハンドフレーマー用と握り拳用の二種類。


 右手首は平手と、パワードスーツの操作を説明するシーンに登場する「タマゴを拾うパワードスーツ」を再現する為の手首の二種類が付属。


 背中のジャンプジェットはリボルバージョイントで可動。


 左右のベクタードノズルは回転。


 台座とのジョイントはバックパックの下面にあります。




 海洋堂からのアクションフィギュア化は今回が二度目、ウェーブからプラモも出ている現状ではかつてのような盛り上がりには少々欠けますが、お手軽に機動歩兵の完成品が手に入るのは有り難いですね。
 リボルテックなので動きは少々ぎこちないですが、元々アクション向きのデザインでは無いので、その辺は原作通りかも。

 以上、特撮リボルテック SERIES No.037 機動歩兵のレビューでした。