アオイ模型店

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1/35 38(t)改 ヘッツァー仕様 レビュー


 今日はガールズ&パンツァーから、 タミヤ1/35ヘッツァー中期型改造、1/35 38(t)改 ヘッツァー仕様のレビューです。

 ドイツ軍の軽駆逐戦車。
 ?号戦車と同じ砲を搭載しながら、価格は半額というコストパフォーマンスの優れた戦車で、混乱した大戦末期に開発されたにも関わらず、わずか1年足らずの間に、実に3000両近くが生産されました。
 反面、小型の車体に大型の砲を、しかも偏って搭載した為バランスが非常に悪く、劇中のような軽快な走りは出来なかったそうです。
 なお、ガルパン世界には「38(t)用ヘッツァー改造キット」が存在するようですが、実際のヘッツァーは38(t)系列の車両ではあっても、38(t)そのものをペースにしている訳ではないので、柚ちゃんが言うように「けっこう無理やり」な改造を自動車部がやってくれた物と思われます(苦笑)

 キットはタミヤの中期型ベース。
 生徒会チームのヘッツァーは中期型に近いので、組み立て易さ、改造の用意の面からも、プラッツよりこちらのキットがお薦め。
 ちなみにプラッツは初期型ベースなので、遊動輪や砲の形状が大幅に異なります。




 砲身はタミヤの物をそのまま使用。
 本当はファインモールドのドラゴン製ヘッツァー用砲身(MG31)が、劇中形状に一番近いのだけど、現在は残念ながらカタログ落ち。

 起動輪にはウェーブのRリベットでリベットを追加。

 遊動輪は、こんな事もあろうかと用意していたドラゴンの中期型から移植。
 古いキットなんでプラの質が悪くて、移植するだけなのに随分と難儀しました。
 ちなみにこのタイプの遊動輪はドラゴンの中期型(黒騎士中隊仕様、火炎放射型)、アカデミーの後期型、エデュアルドの後期型、イタレリのヘッツァーなどに付属しています。
 一番良いのはエデュアルドですが、お値段が高く(定価で1万円近い) 市場にもほとんど残っていないので、比較的市場に残っているドラゴンかアカデミーが現実的な選択になるかと思います。
 LZモデルという海外のガレージキットメーカーからは後期型ホイールセットというのが出ていますが、こっちはエデュアルドよりレアです。

 タミヤのキットはハッチの手摺が少ないので、同じくドラゴンのキットから手摺を移植。

 機銃は取り除き、防盾のみ残しています。
 防盾の形状が、実はキットと違うことに気づいたのはついさっき(苦笑)

 後部フェンダーの形状は、どちらかというと初期型に近いので修正。
 テールランプの横にある突起が無いので、そこもカットしています。

 デカールはモデルカステンのガルパンデカールを使用。

 最近は戦車ばっかりで、ガンプラやらヤマトやらが積み状態になってますが、ガルパンワンフェスに出る友人のディーラーのお手伝いなどで、今しばらくこの状況から抜け出せそうにありません。
 フルコーンくらいは作りたいんだけどなぁ……

 以上、1/35 38(t)改 ヘッツァー仕様のレビューでした。

アカデミー 1/35 ヘッツァー 後期型 AM13230 プラモデル

アカデミー 1/35 ヘッツァー 後期型 AM13230 プラモデル

ファインモールド 1/35 ドイツ軍ヘッツアー用7.5センチ砲身

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