アオイ模型店

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1/35 T-34/76 プラウダ高校仕様 劇場版 レビュー


 火力、防御力、機動力、生産性を高いレベルで融合させ、戦車の歴史を変えたとまで言われた傑作戦車。
 けどプラウダではやられメカ。
 エキシビションでは?突の「ナポリターン」を破るなど、ちょっとした活躍を見せたものの、メインキャラが乗っていなかったのが運の尽き。哀れ大学選抜戦には連れて行って貰えませんでした。
 当時としては非常に強力な76.2ミリ砲(名前の「76」はこの砲に由来します)、斜めに装着する事で砲弾を弾きやすくする傾斜装甲、走破性の高い幅広履帯など、その設計の先進性は、敵であるドイツ軍のパンターティーガー2はもとより、世界中の戦車に大きな影響を与えました。
 プラウダのT−34/76は砲身を延長したタイプで、一般に1942年型または1943年型六角砲塔と呼ばれていますが、ソビエトらしいアバウトさで明確に区分されていない為、資料やキットによって名称が異なるので注意して下さい(鹵獲したドイツ軍が「仕様がバラバラ過ぎて、厳格なドイツの工場では逆に再現できない」と言ったとか言わなかったとか)

 使用キットは「プラッツ 1/35 T−34/76 プラウダ高校
劇場版の公式キットだけあって、必要なパーツが一通り揃っているので大変助かります。

■TV版からの変更点
 車体裏面のディテール表現が一部追加修正されましたが、ひっくり返さない限り見えないので、あまり気にする必要は無いと思います。
■主な改造ポイント

  • フック(F8)の形状修正
  • 車体(X)前面部には(B8)を使用
  • 車体(b22)フェンダー上のモールド等を設定資料を参考に削り落とす 
  • 雑具箱(C11)の形状修正
  • 砲塔後部のリング(L15)を前方に7ミリ程ずらす
  • シャックル等(B7.L1)は不要