タミヤ 1/35 74式戦車
第5話に登場した秋山殿のアルバムに写り込んでいる、2世代前の自衛隊の主力戦車。
主砲は105ミリライフル砲。レーザー測距儀や弾道計算用コンピューターなどの電子機器を日本で初めて搭載。主砲の横には特徴的な赤外線ライトを装備しています。
防御面では避弾経始と低車高化を重視しており、西側では珍しい、当時の仮想敵国であったソビエトの戦車と似通ったシルエットが特徴です。
1975年から部隊への配備が始まりましたが、当時防衛庁長官であった山中貞則が「名前を中山式戦車にしろ」とワガママを言って失笑を買った残念なエピソードが残されています。
自衛隊の主力戦車として、後継の90式登場以降も現役で運用されてきた74式ですが、10式の配備開始に伴い、現在は順次退役しつつあります。
アニメに登場した車両はおそらくE型。量産された74式としては最終型となります。
作例はタミヤ製1/35 74式戦車。
元々は制式採用に合わせて70年代にモーターライズキットとして発売されたものですが、現在はモーターを廃止したかわりに、実車の改良に合わせてパーツを追加した「74式戦車冬季装備」という名称で販売されています。
キットは素組。映っているのは砲塔の極一部だけなので、ガルパン仕様への改造等は行っていません。
塗装はタミヤの陸自緑をざっと吹いただけのお手軽塗装です。
ゴジラやガメラ等の怪獣映画は元より、エヴァやルパン三世など一昔前の作品では定番の戦車として多数登場。特に矢上裕の漫画「エルフを狩るものたち」ではファンタジー世界に召喚され大活躍しています。
一方、同じ異世界モノでも、最近のGATEでは「いざとなったら捨てても構わない旧式」として特地に送り込まれており、時代の流れを感じさせてくれます。
タミヤ 1/35 ミリタリーミニチュアシリーズ No.168 陸上自衛隊 74式戦車 冬期装備 プラモデル 35168
- 出版社/メーカー: タミヤ(TAMIYA)
- 発売日: 2006/10/04
- メディア: おもちゃ&ホビー
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