HG 1/144 RCX-76-02 ガンキャノン最初期型(鉄騎兵中隊)
ジオン軍のモビルスーツに対抗する目的でアナハイムエレクトロニクス社がテム・レイ博士指揮のもと開発した機体ですが、モビルスーツを人型汎用兵器と考えていたジオンに対し、連邦軍はガンタンクと同様の移動砲台という思考から抜け出すことが出来ず、火力こそ高いものの、格闘戦武器を持たず、運動性でもジオンのモビルスーツに大きく劣っており、史上初のモビルスーツ同士の戦いとなったスミス海の戦いでは、ガンキャノン12機に対しジオン側5機と圧倒的に有利な状況にもかかわらず、ジオンが損害0に対し、ガンキャノン12機全てが撃破されるワンサイドゲームを演じる事となってしまいました。
この戦いの後、連邦軍はより汎用性の高いガンダムタイプの開発を行う一方、それまでの繋ぎとしてガンキャノンの改良を並行して行い、一部の機体は一年戦争集結まで戦い続けました。
HGガンキャノン試験型がベースで、この機体はそれの増加試作機に当たります。
左肩には低反動砲、右肩には3砲身ガトリング砲を搭載。
厳密には武装は肩ではなくバックパックに装備されており、レイアウト的には量産型ガンキャノンに近くなっています。
差し替えで18連ミサイルランチャー、いわゆるスプレーミサイルポッドを装備する事も可能。
パーツの組み換えが必要ですが、これらの武装は左右どちらにも取り付け可能。
原作のオリジンでは両肩がキャノン砲になっていたので、最終的には、キャノン2本が一番使い勝手が良いという形に落ち着いたものと思われます。
手持ち武器の90ミリマシンガン。後にジムコマンドなどが用いるマシンガンの原型と思われますが、三本指のマニピュレータに対応した直線的なグリップや、手首の固定用リングなど、後のモビルスーツ程には汎用性が無い事が伺えます。
一年戦争ではマシンガンではなくビームライフルを使用しており、移動砲台だとしても火力的にはかなりの脅威だったと思われます。
TVシリーズでは「装甲が厚いからシールドはいらいな」設定だったガンキャノンですが、オリジンでは最初からシールドを装備。原作でもガンダムと同じ六角形タイプのシールドを使用しています。
劇中での設定はともかく、この手の火力型とか支援型みたいにコンセプトがはっきりしている機体は作っていて楽しいですね。
みんなビーム砲とビームサーベルを持つようになってしまったZ以降は、見た目でコンセプトの違いが判らない機体が増えてしまって寂しい限りです。
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*1:ありがとうございます