ハセガワ 1/72 F4U-1Dコルセア
F4U-1Dコルセアは、太平洋戦争で活躍した米軍の戦闘機です。
元々はF4F に代わる艦上戦闘機として開発されましたが、大きすぎるエンジンと、比較的後ろに配置されたコクピットの兼ね合いにより、着艦時の下方視界が狭い事が問題視され、後継機の座はF6Fに奪われ、主に海兵隊の地上基地などで使用されました。
着艦には問題があったものの、650キロの高速と2トン近い爆弾搭載能力は非常に優秀であり、戦闘機としてはもちろん、戦闘爆撃機としても活躍しました。
特徴的な逆ガル翼は、強力なダブルワスプエンジンの性能を活かす為の大型プロペラが地上と接触しないよう機体を少しでも高くするためのもので、これにより着陸脚への負担を大幅に軽減する事に成功しています。実際着艦時の着陸脚に関連した事故はF6Fに比べて少ないものでした。
1D型はエンジンと着陸脚を強化した改良型で、これ以降順次空母への配置が再開されるようになり、太平洋戦争後に退役したF6Fに代わり、朝鮮戦争にも空母艦載機として参戦しています。
作例はハセガワの1/72 F4U-1Dコルセア。
いつも通り艦これ仕様にしようと思って作り始めたのですが、艦これのコルセア、翼下にロケット弾と増槽を装備しているのですが、ハセガワのキットには付属していないんですよね。タミヤはついてるんですが。
あと、機体のマーキングがF4U-1Dではなく、F4U-1または1Aのもので、これもハセガワのデカールが使えない。
この辺はリサーチミスでした。
お見舞いに頂いたキットだったのに、活かすことが出来ず本当に申し訳ない。
*冬コミの新刊にこのキットを使用した記事を掲載しています。
詳細は以下のリンクから。
https://webcatalog-free.circle.ms/Circle/14211890