HGUC 1/144 FD-03 グスタフ・カール(ユニコーンVer)
連邦の量産機には珍しく、パワーと装甲を重視しており、サイズもネオジオン抗争時代の大型モビルスーツに匹敵します。
反面、武装は専用武装や強力な内蔵火器を持たず、連邦軍の汎用兵装を使用する為、運用性は高かったものの、せっかくの高出力を活かすことが出来たかは疑問。
ラプラス事件の際には増加試作機数機が配備が始まっていましたが、同時期に開発されたライバルとも言うべきジェスタに一方的に蹂躙される不名誉なデビューを飾っています。
翌年には正式配備が開始されたものの、不死鳥狩りでは旧式のディジェに一方的に蹂躙されるなど、劇中での扱いはあまりよろしくありません。
後年キルケー部隊に配備されマフティー動乱に投入されたことが判っていますが、ジェガンと主力量産機の地位を交代するほどの数が生産されずに終わったようです。
初出は閃光のハサウェイ。
当時はシャッコーに似た細身のモビルスーツでしたが、Gジェネに登場した際に現在のようなガンダムヴァーチェを連想させる重装甲スタイルにリファインされ、肩のシールド以外は原型機の面影を全く残していません。
初登場はジェスタに踏み潰され、2度目はディジェに切り刻まれてと散々な扱いですが、まあ、ハサウェイに向けての前振りといったところでしょうか。
キットは完全新作。
カメラ関連を除くと、額のアンテナ先端部と股間の赤いライン、脹脛の黒いラインにシールを使用しています。
左のアンテナは折れているのではなく、仕様。
理屈としてはシールドの動きを阻害しない為ではないかと推測されますが、おそらくは量産機にV字アンテナのガンダムフェイスは避けたかったのではないか思われます。
バルカン砲は左側にのみ装備。
ユニコーンで使用していたジェガンと同タイプのビームライフル。
ナラティブでは同じくジェガン用の90ミリマシンガンを装備しています。
左腕のグレネードランチャー。開閉ギミックは差し替えではなく、ヒンジによる開閉式。左腕のみというのが、ジェガンR型へを連想させます。
腰のラックにはビームサーベルを左右1本ずつ内蔵。
どことなくガンダム2号機を連想させるスタイル。
機体番号がRXやRGMでなくFDという他に例のない番号なのも、何か開発に裏があるのではと妄想の翼を広げさせてくれます。
シールドの基部は4重関節で可動。
アームは長短2種類付属しており、機体の正面に回す場合などは長い方のアームに差し替えます。
腕の可動は標準的なガンダムタイプ。
腰は動力パイプなどの兼ね合いもあってほとんど動きません。重装甲な上半身の負担が腰にかかる為、ポロリと外れやすいのが難点。
膝関節はスライド式で、上に引き出す事で可動域を確保しています。
脹脛のアーマー?と足首のバーニアは、それぞれ動きを阻害しないようスライドします。
生きている間にグスタフカールが発売される日が来るとは思ってもいませんでしたが、まさか、こんな、別人になってしまうとは。
原作版とコレでは、ヴァーチェとナドレくらい差がありますが、最近の設定だと「グスタフカール軽装型」なる存在もいるらしく、アニメのハサウェイでは原作版が軽装型として登場する可能性も……あるといいな。
HGUC 機動戦士ガンダムUC グスタフ・カール (ユニコーンVer.) 1/144スケール 色分け済みプラモデル
- 出版社/メーカー: BANDAI SPIRITS(バンダイ スピリッツ)
- 発売日: 2019/02/16
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