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サイバーホビー 1/35 特二式内火艇 後期型フロート付き

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帝国陸海軍の協力の下に開発された上陸作戦用の水陸両用戦車。

九五式軽戦車をベースに、砲塔は二式軽戦車のものを使用。任務の性格上水密性が必要なため、当時の日本戦車には珍しく溶接工法を全面的に採用しており、可動部分には、当時は貴重品だったゴムパッキンが使用されています。

車体の前後には浮力を持たせるための航行用フロート、車体下面にはスクリューが装備されており、波が入り込まないよう、砲塔上には展望室、排気口には煙突がそれぞれ追加されています。

上陸後はフロートを取り外す為、水深50センチ程度の浅瀬でしか運用できなくなります。

約180両が製造され、主に島嶼部の海軍陸戦隊で軽戦車代わりとして使用されましたが、本来の任務である上陸作戦で使用されたのは、オルモック湾に上陸した第9次多号作戦のみと言われています。

知波単学園保有しているのは、前部フロートが左右に分割出来る後期型と言われるタイプです。

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キットは中国のサイバーホビー製。

前期型、後期型、フロートの有/無の各タイが、1/72と1/35スケールで発売されています。

作例は1/35後期型フロート付き。プラッツの公式キットもこれをベースにしています。

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後部から上に突き出ているのが追加の水上用煙突。

砲塔上のものは、水上航行時の視界を確保する為の展望室で、上陸後は取り外す事になっていますが、フロートほどには邪魔にならなかったので、そのまま使用される例もあったようです。

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車体下のスクリューと舵。

スクリューは車体に、舵はフロート側についています。

知波単の塗装は雲龍型など海軍後期の航空母艦に使用されていたのと同じ迷彩という事なので、今回は濃緑色+ガンダムMSグリーン+ウッドブランで塗り分けてみました。

なお迷彩パターンはけっこう適当なので、参考にしないでください。

知波単の校章はガルパンデカールVol.2のものを使用しています。

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キットではオミットされていた前部フロート下面の排水口を、モデグラの記事を参考に再現。

プラッツのガルパン公式キットはここもちゃんと再現されているとのこと。

もっとも、ご覧の通り、車体裏面などの見えない部分は塗装なども適当なので、面倒な加工もあまり意味が無かったかも(苦笑

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フロート解除状態。

普通の戦車に比べて構造が複雑な為、横幅はちょっとした重戦車並みですが、全長が短く、中戦車サイズの車体に、軽戦車の砲塔が乗ったアンバランスな姿をしています。

車体から2つ突き出ているのが連結器。ここのパーツを接着せずにおくと、フロートの取り外しが可能となりますが、その場合フロートと車体の間でガタつきや隙間が出来るので、多少加工が必要です。

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車体後部の4つの連結器と、煙突の基部も接着しないようにしましょう。

なおフロート無し状態の設定画は、いまのところ公式で発表されていないので、迷彩パターンは、フロート部分や劇中の僅かな描写などから推測したものになります。

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当初はプラッツの公式キットが出るまでに完成させようと頑張ったんですが、迷彩塗装やフロート連結部の検証作業と改修で、残念ながら公式キット発売までには間に合いませんでした。

ただ、組み立てそのものは比較的簡単なので、面倒な事をしなければサクっと組むことが出来ると思います。