1/144 HG ユニオンフラッグ(量産型)

　先週、いかにもライバルって感じで登場したにも関わらず、あっさり返り討ちにあってみんなの度肝を抜いたユニオンフラッグ。従来のガンダムの様式と全く異なるデザインに賛否両論ですが、デザイナーが、あのガンダム史に残る汚点ダブルフェイクアンダー・ザ・ガンダム Dengeki comicsのメカデザイナーだと考えれば致し方ない事かと*1
　アニメとしては、これはこれでアリかと思いますが……正直、プラモとしては辛いですねぇ。

　これまでのガンダムフォーマットが一切通用しないせいで、これ全身新機軸の塊。とてもでは無いですが、安定したキットとは言いかねるのが現状です。特に酷いのがライフルで……えーと、手に持たせられません。写真の状態は、あくまで「指に引っかけている」と思って下さい。手とライフルの形が全く合ってない上に、持てる構造にしようという意思が全く感じられないやっつけ仕事ぶりで、ちょっとでもバランスが崩れれば、手から転げ落ちます。

　翼は折りたたみ可能。
　痩せてるリーオーというか、ヅダというか。

　ビームサーベルでは無く、高周波振動剣。一応刃の回りにプラズマフィールドを展開させることで事実上のビームーサーベルとして使用することも可能。
　携帯時のデッドウェイト問題を考えなければ、純粋にプラズマだけのビームサーベルより使い勝手良さそうなんですけどね。
　これも、ちょっとでもバランスを崩すと手から滑り落ちます。

　飛行形態へ変形。
　まあなんだ、これが飛ぶんなら、まだ不思議な光で飛ぶエクシアの方が説得力あるよな（苦笑
　もともと変形しやすいデザインではあるんですが、変形機構は大変良く出来てます。ぶっちゃけ、素直に褒められる点はこれくらいかな、と。

　なんとも歯切れの悪い文章ばかりとなってしまいましたが、要するに、あまりお勧め出来ないキットという事です（苦笑