ハセガワ 1/72 SW-190 スペースウルフ レビュー
今日はハセガワ クリエイターワークスシリーズからキャプテンハーロックシリーズに登場するアルカディア号の艦載機、スペースウルフです。
宇宙海賊キャプテンハーロック、そして、わが青春のアルカディアに登場する宇宙戦闘機。
原作コミックを含め、ハーロックシリーズを通して活躍していますが、メインキャラクターが搭乗する機会が少ない為、知名度という点ではかなりマイナーです。
キット化はアニメ放送当時タカラから出ていたものに続いて35年ぶり2度目になります。
ボックスアートのモスグリーン塗装はイルミダス戦時のものですが、作例は白を基調にしたマゾーン戦当時のトリコロールで塗装しています。
キットでは他にロービジ迷彩(地球軍が採用したものかな?)の塗装見本が掲載されています。
マーキングは公式な設定が無いので、ハセガワオリジナルなデカールが付属しています。
武装はコクピット前の75ミリパルスレーザー砲2門に、両翼のバルカン砲4門。
機首の大穴はビーム砲だと子供の頃からずっと思っていたんですが、インテークか何かだったようです。
胴体下にエンジンポッドを抱いている為、お前は震電か?というくらい着陸脚が長いのが特徴。この機体のモチーフとなったドイツのFw-190も脚の問題で着陸事故が絶えなかったそうなので、そういう意味ではモチーフを忠実に再現していると言えます(苦笑)
胴体下面の垂直尾翼は差し替えで折りたたみ可能。今回は着艦状態で組んだため、垂直尾翼は折りたたみ状態で固定してあります。
デカールは
『国連宇宙海軍時代に欧州連合で開発されるも、コスモゼロやコスモファルコンに負けて正式採用されず倉庫に眠っていたところを、ブラックバード計画でアンドロメダブラックの艦載機として引っ張り出されたものの、結局お蔵入りした機体』
的なイメージです。
なのでコクピットの下に国連宇宙海軍のマークがこっそり貼ってあったりします。ドクロマークはアンドロメダブラックの為に塗装されたものですが、その後紆余曲折を経て宇宙海賊に流出して以降も使われ続けたとか考えると楽しいです。
組み立て作業は約一週間。
ハセガワなので組み立てに苦労する部分はなく、適切なパーツ分割のおかげで、マスキングもそんなに苦労しません。
なにより、合わせ目消し作業が必要ないのがありがたい。
厳密には1箇所だけ必要な場所があるのですが、非常に目立たない部分なので、そのままで組んでも何の問題もありません。
ハーロックに思い入れのある人にならオススメできる良キットです。
ハセガワ クリエーターワークスシリーズ キャプテンハーロック 次元航海 スペースウルフ SW-190 有紀蛍 スペシャル 1/72スケール プラモデル 64731
- 発売日: 2016/01/30
- メディア: おもちゃ&ホビー