アオイ模型店

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メカコレクションNo.06 ツヴァルケ(大使館員専用機)&デスバテーターセット 素組レビュー

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今日は宇宙戦艦ヤマト2202のメカコレから、ツヴァルケ&デスバテーターのセット。

ツヴァルケはガミラス航宙艦セット3、デスバテーターは高速空母キスカに付属していたものの流用。

新規デカールが付属しているツヴァルケはともかく、デスバテーターは台座が汎用のものに変更された以外に何も新規要素が無い、バンダイの2202に対するやる気の無さが具現化したような商品です。

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2199では主にメルダ・ディッツの愛機として登場。

デルタ翼全盛のヤマト世界には珍しい水平尾翼を持つ後退翼機。

かなり古い機体らしく、放棄されたシステム衛星で廃棄された機体をヤマトが回収していますが、後にメルダがそのまま利用しているので、当時から大きな変更点が無いまま使用されているものと思われます。

空戦性能は地球製戦闘機と同等かそれ以上。陸上基地での運用を前提とした重戦闘機のゼードラーⅡや、小型軽量の空母艦載機として開発されたデバッケに比べてバランスの取れた性能を持っています。

武装主翼に13ミリ機銃6門、左右のガンポッドに30ミリ機関砲を各2門、ミサイルを最大6発搭載。

2202ではクラウス・キーマンの愛機として登場。新型のコスモタイガーに勝るとも劣らない性能の高さを劇中でも発揮しています。

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総パーツ数は18。

10分もあれば組立可能ですが、機首のセンサー(カナード?)は接着が必要です。

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成型色は白単色の為、コクピットやスラスター、火砲の類は塗装の必要があります。

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例のナゾマーキングと垂直尾翼などの国籍マークは水転写デカール

複雑とまでは言わないものの、胴体のマーキングはマークソフターが必要です。

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ガトランティスの甲殻攻撃機

旧シリーズでは50メートル近い重爆撃機でしたが、2199以降は16メートルの戦闘攻撃機に設定が変更されています。

空母機動部隊を主力とするガトランティスを象徴する機体であった旧作と異なり、2202ではあまり見せ場は多くなく、むしろ星巡る方舟での活躍が印象的です。

武装は上部回転砲塔、胴体下に機銃8門。6発のミサイルは対空用で、本来は台座との接続部分に対艦ミサイル1発を装備可能です。

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成型色は白単色の為、尻尾はオリーブグリーン、機首とミサイルはミディアムシーグレイで塗装。白い部分は成型色の上からマルチグレーでウォッシングしています。

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デカール違いならツヴァルケ単独で出せばいいじゃんとか、コスモタイガーⅠはどうなっているんだよとか、どうせ今度も雷撃型コスモタイガーは出さないんだろ?とか、作っているうちにいろいろと突っ込みたくなってきますが、プラモには罪は無いのでガミラス航宙艦セット3を可及的速やかに再販してメルダ専用ツヴァルケをなんとかしろバンダイ