アオイ模型店

アキバの外れで模型を売ってる人が、プラモについて好きなことを書いてます

宇宙戦艦ヤマト2202 メカコレクションNo.04 アポロノーム

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アンドロメダの空母タイプ。

アンドロメダ級やアポロノーム級ではなく、あくまでアンドロメダ級の3番艦扱い。

船体はアンドロメダと同一ですが、艦橋後部に飛行甲板が増設されたかわりに、3,4番主砲が廃止されています。

艦載機はコスモファルコンまたはコスモタイガー180機。アンドロメダ型が大量生産されたのに対し、空母型は確認できただけでアポロノームとアンタレス、あとノイバルグレイ4隻の計6隻のみ。乗員1名でアンドロメダ1隻制御できるところまで行ったら、艦載機を云々なんて後回しになるのも仕方のないところでしょうか。

多分元ネタは復活編の航宙戦艦シナノ。

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パーツは基本的にアンドロメダに飛行甲板のパーツをプラス。

余剰パーツは無し。アマテラス作るのに後部砲塔流用したかったんだが。

 

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船体はネイビーブルー。白い部分は明灰白色に黄色を少し足したもの。濃紺との対比で白が強く見えてしまうので、もう少し黄色強くしたほうが良かったかも。

船体側面のラインはひーひー言いながらマスキングしたけど、キレイに出ないなぁ。けど、アンドロメダ以外の4隻は全部このラインがあるんですよね……辛い。

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個人的には、いきなりアンドロメダが5隻揃うのではなく、空母型はフェーベ沖海戦辺りで颯爽と登場してくれた方が燃えたと思うんですが、今のスタッフはそういう方向でヤマト見てないですからね。

あれじゃ沈むためだけに出てきたようで勿体無い(艦長の中の人的にも)

 

 

宇宙戦艦ヤマト2202 メカコレクションNo.1 アンドロメダ

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地球連邦航宙軍の前衛武装宇宙艦アンドロメダ級の1番艦。

前衛というのは前衛艦隊とか後衛部隊的な意味かと思ったら「前衛的な武装をもった宇宙艦」という意味なんだそうです。

芸術か!!

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主砲、艦橋、艦首以外は塗り分けに沿ってパーツ分割されているので、塗装は比較的簡単です。

船体は軍艦色1、白っぽい部分は明灰白色にわずかにイエローを足しています。黒はつや消しブラックだけど、赤は光っている雰囲気を出すために、艶ありにしています。

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上から見るとリノリウム色の甲板が、いい感じでメリハリをつけてくれます。

旧作ではクリーム色だった場所が白になって全体的にメリハリが無くなった事への対応かな?

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マーキングはシールをそのまま使ってます。

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小学生の頃に作った旧アンドロメダとの比較。

バンダイの技術の進歩に対して、自分の技術が全く進歩して無くて泣けてくる(苦笑)

旧キットに比べて全長は一回りほど大きくなっていますが、台座を除いた全高は一回り小さくなっており、かなりスマートになってます。特にバイタルパートは旧キットより狭くなっており、より先鋭さが増しています。

改装前→改装後というよりバッチ1→バッチ2って感じですね。

 

メカコレクションNO.4 アンドロメダ

メカコレクションNO.4 アンドロメダ

 

 

メカコレクションNo.20 ガイデロール級航宙戦艦 シュヴァリエル

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2199のメカコレの中で唯一積んであったガイデロール級航宙戦艦をようやく開封

ガミラス艦艇にはありがちですが、以前はシュルツ艦またはガミラス艦隊指揮戦艦級戦闘艦と呼ばれタイプネームはありませんでした。

立体化も今回が初めてですね。

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ガミラス宇宙艦隊の大型戦艦。ヤマトよりわずかに大きい350メートルの船体に33センチ3連装陽電子砲3基と28センチ連装陽電子砲4基を搭載。砲戦能力はヤマトに劣りますが、魚雷発射管33門による強力な雷撃能力を誇ります。

劇中に登場したのは、いわゆるシュルツ艦「シュヴァリエル」、スプリッター迷彩が施されたゲールの乗艦「ゲルガメッシュ」の2隻のみ。観閲式でも見かけなかったところを見ると、それほど建造数が多くないのか、ガミラスから見て辺境の天の川銀河に配備されるような旧式艦なのか。

2202では第15話にデスラー親衛隊仕様が2隻一瞬登場しますが、デスラー派の台所事情を考えると、やはり旧式艦なのかも知れません。地球側に技術供与の一環で引き渡されたと思われる描写もあり、少なくとも最新鋭艦では無いと思われます。

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デストリア級は三菱グリーンで塗ったので、今回は中島グリーンで塗装。黄色の部分はキアライエローで筆塗りしましたが、今回も「目玉」に大苦戦。

あそこをきれいに塗れる人たち本当に凄い。

メカコレクション宇宙戦艦ヤマト2199 No.20 ガイデロール級航宙戦艦 プラモデル

メカコレクション宇宙戦艦ヤマト2199 No.20 ガイデロール級航宙戦艦 プラモデル

 

 

ハセガワ 1/72 中島キ84 四式戦闘機 疾風(艦これ仕様)

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日本陸軍が大戦末期に使用した主力戦闘機。

速度、運動性能、武装、航続距離、防弾性能を兼ね備えた傑作機でありながら、生産性にも優れており、資源や労働力が不足していた大戦末期にも関わらず、わずか1年の間に3500機が生産されました。

性能的には烈風とほぼ同等ですが、未完に終わった烈風と違い、こちらは大量生産され米軍相手に活躍しており、そういう意味では比較にすらならないといっても過言ではないでしょう。

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キットはハセガワの1/72 中島キ84四式戦闘機疾風。

塗装はいつも通りの艦これ仕様。

日の丸はキットのデカールをそのまま利用していますが、尾部の白ラインは零戦のキットから流用しています。

セガワのA帯にしてはパーツの合いも良く、スムーズに組み立てることが出来ました。 

冬コミの新刊にこのキットを使用した記事を掲載しています。
 詳細は以下のリンクから。

 https://webcatalog-free.circle.ms/Circle/14211890 

ハセガワ 1/72 日本陸軍 中島 四式戦闘機 疾風 プラモデル A4

ハセガワ 1/72 日本陸軍 中島 四式戦闘機 疾風 プラモデル A4

 

 

ファインモールド 1/72 烈風11型(艦これ仕様)

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零戦の後継機として開発された烈風の量産タイプ。

エンジンを試作機の誉からハ43に変更。それにあわせてカウリングを一新しています。

最高速度624キロは米軍のヘルキャットと同等ですが、コルセアやムスタングには大きく劣っており、2年前ならともかく、終戦時期に投入されたとしても、米軍機に対してどの程度対抗出来たかは疑問と言わざるをえません。

3機が試作されたものの、量産機が完成する前に終戦を迎えてしまいしまた。

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キットはファインモールド製1/72 烈風11型。

ファインモールドの現役キットの中では最古?の一人で、パーツの歪みやバリなど、それなりに古さを感じさせる部分があります。

塗装はいつも通り艦これ準拠。

マーキングは稲妻マークで有名な352空の青木義博中尉機。前述の通り、烈風は実戦配備されていないので、実際に中尉が登場していた雷電のマーキングを参考にして描かれています。

作例のデカールはハセガワの雷電から流用していますが、雷電と烈風では大きさが一回り違う為、ちょっとじゃないくらい小さいので、自信のある方は手書きチャレンジをオススメします。 

冬コミの新刊にこのキットを使用した記事を掲載しています。
 詳細は以下のリンクから。

 https://webcatalog-free.circle.ms/Circle/14211890 

ファインモールド 1/72 日本海軍 艦上戦闘機 烈風一一型 プラモデル FP18

ファインモールド 1/72 日本海軍 艦上戦闘機 烈風一一型 プラモデル FP18

 
ハセガワ 1/72 日本海軍 三菱 J2M3 局地戦闘機 雷電 プラモデル A5

ハセガワ 1/72 日本海軍 三菱 J2M3 局地戦闘機 雷電 プラモデル A5

 

 

HGUC 1/144 MSK-008 ディジェ

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グリプス戦役当時、カラバが独自に開発したモビルスーツ

アポリーが置いていったリックディアスを地上用に改修した機体で、ジオン系の技術者が開発に関わっていたせいでゲルググっぽい見かけになっています。

青緑の機体はアムロが開発に関わった試作1号機。ピーキー過ぎてアムロ以外には扱えない為、NTなどに登場した量産機はスペックダウンする必要がありました。

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背中の羽はバインダー兼放熱板。昔はブーメランとして投げられるなんて設定もありましたね。

足のノズルはジェトエンジンで、ホバリングも可能。

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コクピットリックディアスと同じく頭部に内蔵。だとすると、胸のコクピットっぽい赤い部分はなんなんですかね?

擬態? 

動力パイプっぽいのはバルカン砲の給弾チューブで、軟質素材製。

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ビームライフル百式と同じタイプ。

NTに登場したディジェは形状が異なるライフルを使用していたので、多分プレバンかな?

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右肩に固定されたザクスタイルなシールド。

別名ラウンドシールド。本来は「円形の盾」という意味ですが、表面が曲線的な事から来ているのではないかと思われます。なお、ディジェが全体的に曲線で構成されているのは、空気抵抗を少しでも減らす為です。

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クレイバズーカは背中のバックパックと肩のウェポンラックの両方に取付可能。

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このラック、元々の設定ではメガバズーカ用の固定パーツなんですが、宇宙ならともかく、地球上であのデカブツをどうやって運用するつもりだったんですかねアムロさん?

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普段は後腰に装備しているビームナギナタ

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スカート裏側のバーニア。足の裏にはバーニアは無し。

頭部やナギナタのせいでゲルググ呼ばわりされる事の多いディジェですが、下半身や肩アーマーのデザインを見るとドムリックディアスの系譜にちゃんと連なっているのがよくわかりますね。

当初の予定通りネオジオンの機体として登場していたら、どうなっていたんでしょうね? 

 

 

ハセガワ 1/72 雷電21型(艦これ仕様)

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基地や重要拠点の防空任務に開発された海軍の局地戦闘機

素早い迎撃の為の速度と上昇性能、大型爆撃機を撃破できる大火力に重点を置いて開発が行われましたが、必要なエンジンが手に入らず開発は難航。

大型のエンジンを収めるために異様に太くなった胴体の空気抵抗を少しでも減らすため、カウリングとプロペラ軸を延長して機首を細くするなど涙ぐましい努力が行われましたが、開発は遅れに遅れ、結果として同じ三菱の烈風などの開発にも悪影響を及ぼす遠因となってしまいました。

実戦配備後も電気系統のトラブルに泣かされましたが、優れた上昇力と速度を活かして本土防空に活躍しました。

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機体はハセガワの1/72 雷電21型。

艦これに登場する雷電はカウリング形状から21型と推測されるので、ハセガワのキットで特に問題ありません。マーキングは垂直尾翼の撃墜マークから302空と推測されますので、こちらもハセガワのキットに付属しているものをそのまま使えます。

冬コミの新刊にこのキットを使用した記事を掲載しています。
 詳細は以下のリンクから。

 https://webcatalog-free.circle.ms/Circle/14211890 

ハセガワ 1/72 日本海軍 三菱 J2M3 局地戦闘機 雷電 プラモデル A5

ハセガワ 1/72 日本海軍 三菱 J2M3 局地戦闘機 雷電 プラモデル A5

 

 

 



ハセガワ 1/72 F4U-1Dコルセア

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F4U-1Dコルセアは、太平洋戦争で活躍した米軍の戦闘機です。

元々はF4F に代わる艦上戦闘機として開発されましたが、大きすぎるエンジンと、比較的後ろに配置されたコクピットの兼ね合いにより、着艦時の下方視界が狭い事が問題視され、後継機の座はF6Fに奪われ、主に海兵隊の地上基地などで使用されました。

着艦には問題があったものの、650キロの高速と2トン近い爆弾搭載能力は非常に優秀であり、戦闘機としてはもちろん、戦闘爆撃機としても活躍しました。

特徴的な逆ガル翼は、強力なダブルワスプエンジンの性能を活かす為の大型プロペラが地上と接触しないよう機体を少しでも高くするためのもので、これにより着陸脚への負担を大幅に軽減する事に成功しています。実際着艦時の着陸脚に関連した事故はF6Fに比べて少ないものでした。

1D型はエンジンと着陸脚を強化した改良型で、これ以降順次空母への配置が再開されるようになり、太平洋戦争後に退役したF6Fに代わり、朝鮮戦争にも空母艦載機として参戦しています。

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作例はハセガワの1/72 F4U-1Dコルセア。

いつも通り艦これ仕様にしようと思って作り始めたのですが、艦これのコルセア、翼下にロケット弾と増槽を装備しているのですが、ハセガワのキットには付属していないんですよね。タミヤはついてるんですが。

あと、機体のマーキングがF4U-1Dではなく、F4U-1または1Aのもので、これもハセガワのデカールが使えない。

この辺はリサーチミスでした。

お見舞いに頂いたキットだったのに、活かすことが出来ず本当に申し訳ない。 

冬コミの新刊にこのキットを使用した記事を掲載しています。
 詳細は以下のリンクから。

 https://webcatalog-free.circle.ms/Circle/14211890 

ハセガワ 1/72 アメリカ海軍 F4U-1D コルセア プラモデル A10

ハセガワ 1/72 アメリカ海軍 F4U-1D コルセア プラモデル A10

 

 

フジミ 1/72 九八水偵(夜偵)

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 水雷夜襲や夜間砲戦の支援を目的に開発された水上偵察機

 任務の性格上、夜間の長時間飛行や、暗闇での着水が想定された為、フロート型に比べて耐波性の高い飛行艇型の機体と、安定性の高い複葉が採用されました。

 昭和13年に正式採用された九八式は、主に軽巡洋艦に搭載され日中戦争に参加しますが、枯れた技術による手堅い設計は実用性こそ高かったものの、古さばかりはどうにもならず、3年後の太平洋戦争開戦時にはその多くが零式水上偵察機などと交代して後方で連絡機や輸送機として使われていました。

 なお、この時期から偵察機全体の性能が高まった事から、専用の夜間偵察機の開発は本機が最後になりました(開発計画だけはあったようです)。

 任務の特殊性から生産数は試作機を含めても17機と少ないにも関わらず、後方勤務が幸いしてか、終戦の時点で7機が残存しています(戦後全機が失われました)

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 作例はフジミの1/72 98式水偵(夜偵)。現在のところこれ以外の98水偵のキットはありません。わざわざ箱に「上級者向け」と書いてあるだけあって、キットには専用の治具が付属しており、その治具を使っても、上翼の固定にはある程度の技術と慣れが必要です。

 説明書では上翼にエンジンを取り付けてから胴体に接着するよう書かれていますが、先に取り付けるとエンジンが邪魔で支柱の接着に苦労するので、先に上翼だけを支柱で固定してから、エンジンを取り付けましょう。コクピットの風防も、支柱を取り付ける際に邪魔になるので最後に取り付けた方がいいでしょう。

 ゲームのグラフッィクに描かている機体番号「F-2」は神通に搭載されていた機体のもので、何故か夜戦バカ川内のものではありません(ちなみに川内搭載機はF-1)

 キット付属のデカールは川内と那珂ちゃん搭載機の物しか無いので、今回は川内用のデカールから「F-」だけ利用し、ジャンクのデカールから使えそうな「2」を探してきて流用しました。

 長らく絶版状態でしたが、艦これ登場の少し後に再販がかかり、現在は普通に入手できます。

冬コミの新刊にこのキットを使用した記事を掲載しています。
 詳細は以下のリンクから。

 https://webcatalog-free.circle.ms/Circle/14211890 

フジミ模型 1/72愛知 九八式水上偵察機 夜偵

フジミ模型 1/72愛知 九八式水上偵察機 夜偵

 

 

フジミ 1/72 瑞雲11型634空(艦これ仕様)

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 艦隊これくしょんを代表する水上偵察機

 戦力で米国に劣る日本海軍が、その差を少しでも埋めるべく、巡洋艦に搭載する水上偵察機に攻撃能力を与える事を目的として開発された機体で、水上偵察機としては異例な急降下爆撃能力と水上戦闘機並みの空中戦能力を併せ持つ傑作汎用機でした。

 フロート支柱は急降下時のダイブブレーキを兼ねており、内側に向かって開く構造になっています。

 一方空戦性能を重視した主翼水上機にしては小型で、ダイブブレーキのかわりに空戦フラップを搭載しています。

 主翼下に搭載しているのは60キロ爆弾。250キロ爆弾の場合は胴体下に爆装します。

 戦争も押し迫った1944年の春から配備がはじまり、フィリピン方面において爆装による対地攻撃をはじめ、元々は空中戦用の20ミリ機銃を使った対魚雷艇攻撃などで大きな戦果をあげました。

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 作例はフジミ 1/72 瑞雲11型634空。いまのところ瑞雲のキットはこれ以外にありません(過去にアオシマや中国のスペシャルホビーから出ていましたが現在は絶版)

 艦これで話題になって以降もなかなか再販されず、一時はとんでもないプレミアがついていましたが、最近再販され今は普通に入手可能です。

 デカールは艦これにも登場する634空の物が付属しているので、艦これ仕様にするのが楽で助かります。

 キットはいつものフジミな作りなんですが、ロケット排気管が何故か不思議な事に一個一個別パーツになっているのが特徴というか面倒くさい(苦笑)

冬コミの新刊にこのキットを使用した記事を掲載しています。

 詳細は以下のリンク。

 https://webcatalog-free.circle.ms/Circle/14211890 

 

 

 

タミヤ 1/72 試製晴嵐(艦これ仕様)

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 伊400型潜水空母の専用機として開発された水上爆撃機

 潜水艦に搭載可能な急降下爆撃機として開発され、潜水艦からアメリ東海岸沿岸地域やパナマ運河を攻撃することで米国内に政治、経済的な混乱を引き起こすこと目的としていました。

 潜水空母内では主翼を折りたたみ、フロートを取り外した状態で搭載されますが、訓練を積んだ乗員ならば組み立てから発進まで僅か3分ほどでこなしたそうです。

 水上機としては破格の1トン近い搭載量を持ち、航空雷撃すら可能でしたが、その場合カタパルトの関係でフロートを搭載せずに発艦し、帰還時は機体を投棄して乗員のみパラシュート降下で回収する予定だったそうです。

 複雑な機構が災いしてコストは1機あたり零戦50機相当といわれていますが、結局一度も実践に参加すること無く、全機が破棄されています。

 

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 作例はタミヤ1/72 晴嵐

 プロペラスピナーと風防が2種類ずつ入っており、試作機と量産機の選択が可能ですが、グラフィックを見た限り、艦これの機体は量産機と思われます。

 なお艦これでの機体名は「試製晴嵐」となっていますが、これは法手続き上試作機のまま終戦を迎えてしまった為で、「試製」では無い晴嵐が存在しているわけではありません。

 胴体下にぶら下がっているのは800キロ爆弾。

 艦これに合わせて機体番号等のデカールは貼っていません。

 

冬コミの新刊にこのキットを使用した記事を掲載しています。

 詳細は以下のリンク参照。

 https://webcatalog-free.circle.ms/Circle/14211890

  

タミヤ 1/72 ウォーバードコレクション No.37 日本海軍 愛知 M6A1 晴嵐 プラモデル 60737

タミヤ 1/72 ウォーバードコレクション No.37 日本海軍 愛知 M6A1 晴嵐 プラモデル 60737

 

 

バンダイ HGUC 1/144 シン・マツナ専用ゲルググイェーガー

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ゲルググイェーガーの色変えキット。

分類はMSV-Rになってますが、シン・マツナガ最後の機体がイェーガーだった設定は0080が発表された少し後には出ているので、MSVとしては割と古参。

MSVとしてもかなりマイナーな機体なので、プレバン送りになるのも致し方ないところ。

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肩のパーソナルマーク用シールは新規。

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追加パーツとしてゲルググマリーネ用のビームサーベルと手首パーツが付属。

イェーガーのキットには元々ビームサーベルが付属しておらず、サーベル自体、作品や資料により有ったり無かったりで、一体どこに収納されているのかも良く判らない謎装備だったりします。

そもそも、当のMSV-Rでは前腕のスポットガンからビームを発振しているのに、ゲルググマリーネのサーベルはグリップまで一体成型なクリアパーツなので、MSV-Rの劇中状態を再現できないんですよね。

その辺もう少し考え無かったんか? 

 

 

アオシマ 1/72 紫雲(艦これ仕様)

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敵制空権下での強行偵察を目的に開発された水上偵察機

敵戦闘機を上回る高速性能を発揮するため、パワーの大きい火星24型エンジンを搭載。その他にも二重反転プロペラの採用、両翼の補助フロートの収納機構、胴体下の主フロートの切り離し装置など、独特の機構を採用しています(後にこれらは強風の設計にも反映されました)

開戦直前の1941年12月に試作機が飛行したものの、複雑な機構が災いして、故障や事故が続出。翌42年10月に実戦配備が始まりますが、ウリである高速性能は時速468キロと敵戦闘機を振り切るには遠く及ばず、故障などの問題も解決していなかった為、ゲーム中での高性能とは裏腹に、実際の戦場での評価は散々だったと言われています。

増加試作機15機が製造され、そのうち6機は軽巡洋艦大淀に配備されましたが、どれもさほど活躍すること無く終戦を迎えました。

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 作例はアオシマの1/72 紫雲。

 50年以上前に発売キットですが、現在のところ唯一の国産キットになります(国外だとチェコのRSモデルから1/72が発売されています)

 20年くらい前に一度再販されており、中古市場では比較的入手が容易な部類に入ります。このキットも再販時のものです。

 細部のディテールは実機には程遠く、特に両翼の補助フロートは全くの別物で、本来あるべき補助フロートの収納機構がモールド一つとして再現されていません。

 バリや歪みも多く、説明書はペラ紙一枚、総パーツ数は25とめっちゃ少ないにも関わらず、制作にはエライ手間がかかりました。

なおデカールは完全に劣化していたので、余っていた零戦のものを流用しています。

 

 

バンダイ HGUC 1/144 MS-14B ジョニー・ライデン専用ゲルググ

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ジョニー・ライデン最後の登場機。

MS-14ゲルググにB型のバックパックを搭載した高機動型。

最近はジョニー・ライデンもスピンオフであれやこれやと設定が追加されてしまったので、こんな簡潔な説明ですらどこまで合っている事やら(苦笑

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キットはシャア専用ゲルググのカラーバリエーション。

塗り分けを再現するために胴体パーツのランナーは赤と黒の2枚が付属。

バックパックゲルググキャノンに新規パーツを追加して再現しています。

当時のHGUCとしては筋が良い方なので、特に問題となる部分もなく、サクッと組んで、ガシガシ遊べます。

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ジョニー・ライデンゲルググのアイコンとも言うべきロケットランチャーは新造パーツで再現。

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一応ビームライフルも付いてます。

機体番号やパーソナルマークきマーキンクシールを使用。

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成型色の都合でナギナタのグリップまで赤くなってます(苦笑)

ゲルググキャノンのキットが出た時は、高機動型が出るのに、まさかここまで時間がかかると。

12年、当時生まれた子供がそろそろ中学校だよ?

キットにも、僅かながらもパーツにバリが出始めてて、そんなところにも時間の流れを感じてしまうオジサンでした。

 

ハセガワ 1/72 Bf109T(艦これ仕様)

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ドイツの名戦闘機メッサーシュミットBf109の艦載機仕様。

空母グラーフ・ツェッペリンの艦載機として、Bf109E-3をベースに、カタパルト用のフックと着艦用フックを追加しています。

他に着艦時の衝撃に耐えられるよう主脚と胴体を強化していますが、Bf109は元々着陸脚どうしの左右幅が狭い為に転倒など着陸トラブルが多く、主脚の強化だけでは着艦時の問題を解決できなかった為、低速での安定性を少しでも高めるために主翼を約1メートル延長しています。これにより翼内燃料タンクの容量が増し航続距離にして400キロ程延長。また、主翼には折りたたみ機構が採用されています。

試作だけに終わったJu87Cと異なり、Bf109Tは70機が生産され、それらは空母グラーフ・ツェッペリンの計画中止に伴い、着艦フック等の艦載機用装備を取り外して陸上基地へと配備されました。

これらの機体は、従来のBf109に比べて航続距離が長く、着陸時の安定性も高い事から、パイロットからは使いやすいと好評だったそうです。

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キットは1/72 ハセガワ Bf109T。限定生産品で、通常のBf109Eに延長用の主翼等がレジンキャストパーツで付属していますが。陸上基地に配備された機体を再現しているらしく、着艦フックなどは付属していません。

機体のスプリンター迷彩は主翼以外今ひとつどのように描かれているかはっきり判らないので半分想像。日の丸は同じBD601エンジンを搭載した機体繋がりで、以前作った飛燕の余剰デカールを移植しています。