アオイ模型店

アキバの外れで模型を売ってる人が、プラモについて好きなことを書いてます

タミヤ 1/72 試製晴嵐(艦これ仕様)

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 伊400型潜水空母の専用機として開発された水上爆撃機

 潜水艦に搭載可能な急降下爆撃機として開発され、潜水艦からアメリ東海岸沿岸地域やパナマ運河を攻撃することで米国内に政治、経済的な混乱を引き起こすこと目的としていました。

 潜水空母内では主翼を折りたたみ、フロートを取り外した状態で搭載されますが、訓練を積んだ乗員ならば組み立てから発進まで僅か3分ほどでこなしたそうです。

 水上機としては破格の1トン近い搭載量を持ち、航空雷撃すら可能でしたが、その場合カタパルトの関係でフロートを搭載せずに発艦し、帰還時は機体を投棄して乗員のみパラシュート降下で回収する予定だったそうです。

 複雑な機構が災いしてコストは1機あたり零戦50機相当といわれていますが、結局一度も実践に参加すること無く、全機が破棄されています。

 

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 作例はタミヤ1/72 晴嵐

 プロペラスピナーと風防が2種類ずつ入っており、試作機と量産機の選択が可能ですが、グラフィックを見た限り、艦これの機体は量産機と思われます。

 なお艦これでの機体名は「試製晴嵐」となっていますが、これは法手続き上試作機のまま終戦を迎えてしまった為で、「試製」では無い晴嵐が存在しているわけではありません。

 胴体下にぶら下がっているのは800キロ爆弾。

 艦これに合わせて機体番号等のデカールは貼っていません。

 

冬コミの新刊にこのキットを使用した記事を掲載しています。

 詳細は以下のリンク参照。

 https://webcatalog-free.circle.ms/Circle/14211890

  

タミヤ 1/72 ウォーバードコレクション No.37 日本海軍 愛知 M6A1 晴嵐 プラモデル 60737

タミヤ 1/72 ウォーバードコレクション No.37 日本海軍 愛知 M6A1 晴嵐 プラモデル 60737

 

 

バンダイ HGUC 1/144 シン・マツナ専用ゲルググイェーガー

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ゲルググイェーガーの色変えキット。

分類はMSV-Rになってますが、シン・マツナガ最後の機体がイェーガーだった設定は0080が発表された少し後には出ているので、MSVとしては割と古参。

MSVとしてもかなりマイナーな機体なので、プレバン送りになるのも致し方ないところ。

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肩のパーソナルマーク用シールは新規。

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追加パーツとしてゲルググマリーネ用のビームサーベルと手首パーツが付属。

イェーガーのキットには元々ビームサーベルが付属しておらず、サーベル自体、作品や資料により有ったり無かったりで、一体どこに収納されているのかも良く判らない謎装備だったりします。

そもそも、当のMSV-Rでは前腕のスポットガンからビームを発振しているのに、ゲルググマリーネのサーベルはグリップまで一体成型なクリアパーツなので、MSV-Rの劇中状態を再現できないんですよね。

その辺もう少し考え無かったんか? 

 

 

アオシマ 1/72 紫雲(艦これ仕様)

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敵制空権下での強行偵察を目的に開発された水上偵察機

敵戦闘機を上回る高速性能を発揮するため、パワーの大きい火星24型エンジンを搭載。その他にも二重反転プロペラの採用、両翼の補助フロートの収納機構、胴体下の主フロートの切り離し装置など、独特の機構を採用しています(後にこれらは強風の設計にも反映されました)

開戦直前の1941年12月に試作機が飛行したものの、複雑な機構が災いして、故障や事故が続出。翌42年10月に実戦配備が始まりますが、ウリである高速性能は時速468キロと敵戦闘機を振り切るには遠く及ばず、故障などの問題も解決していなかった為、ゲーム中での高性能とは裏腹に、実際の戦場での評価は散々だったと言われています。

増加試作機15機が製造され、そのうち6機は軽巡洋艦大淀に配備されましたが、どれもさほど活躍すること無く終戦を迎えました。

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 作例はアオシマの1/72 紫雲。

 50年以上前に発売キットですが、現在のところ唯一の国産キットになります(国外だとチェコのRSモデルから1/72が発売されています)

 20年くらい前に一度再販されており、中古市場では比較的入手が容易な部類に入ります。このキットも再販時のものです。

 細部のディテールは実機には程遠く、特に両翼の補助フロートは全くの別物で、本来あるべき補助フロートの収納機構がモールド一つとして再現されていません。

 バリや歪みも多く、説明書はペラ紙一枚、総パーツ数は25とめっちゃ少ないにも関わらず、制作にはエライ手間がかかりました。

なおデカールは完全に劣化していたので、余っていた零戦のものを流用しています。

 

 

バンダイ HGUC 1/144 MS-14B ジョニー・ライデン専用ゲルググ

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ジョニー・ライデン最後の登場機。

MS-14ゲルググにB型のバックパックを搭載した高機動型。

最近はジョニー・ライデンもスピンオフであれやこれやと設定が追加されてしまったので、こんな簡潔な説明ですらどこまで合っている事やら(苦笑

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キットはシャア専用ゲルググのカラーバリエーション。

塗り分けを再現するために胴体パーツのランナーは赤と黒の2枚が付属。

バックパックゲルググキャノンに新規パーツを追加して再現しています。

当時のHGUCとしては筋が良い方なので、特に問題となる部分もなく、サクッと組んで、ガシガシ遊べます。

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ジョニー・ライデンゲルググのアイコンとも言うべきロケットランチャーは新造パーツで再現。

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一応ビームライフルも付いてます。

機体番号やパーソナルマークきマーキンクシールを使用。

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成型色の都合でナギナタのグリップまで赤くなってます(苦笑)

ゲルググキャノンのキットが出た時は、高機動型が出るのに、まさかここまで時間がかかると。

12年、当時生まれた子供がそろそろ中学校だよ?

キットにも、僅かながらもパーツにバリが出始めてて、そんなところにも時間の流れを感じてしまうオジサンでした。

 

ハセガワ 1/72 Bf109T(艦これ仕様)

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ドイツの名戦闘機メッサーシュミットBf109の艦載機仕様。

空母グラーフ・ツェッペリンの艦載機として、Bf109E-3をベースに、カタパルト用のフックと着艦用フックを追加しています。

他に着艦時の衝撃に耐えられるよう主脚と胴体を強化していますが、Bf109は元々着陸脚どうしの左右幅が狭い為に転倒など着陸トラブルが多く、主脚の強化だけでは着艦時の問題を解決できなかった為、低速での安定性を少しでも高めるために主翼を約1メートル延長しています。これにより翼内燃料タンクの容量が増し航続距離にして400キロ程延長。また、主翼には折りたたみ機構が採用されています。

試作だけに終わったJu87Cと異なり、Bf109Tは70機が生産され、それらは空母グラーフ・ツェッペリンの計画中止に伴い、着艦フック等の艦載機用装備を取り外して陸上基地へと配備されました。

これらの機体は、従来のBf109に比べて航続距離が長く、着陸時の安定性も高い事から、パイロットからは使いやすいと好評だったそうです。

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キットは1/72 ハセガワ Bf109T。限定生産品で、通常のBf109Eに延長用の主翼等がレジンキャストパーツで付属していますが。陸上基地に配備された機体を再現しているらしく、着艦フックなどは付属していません。

機体のスプリンター迷彩は主翼以外今ひとつどのように描かれているかはっきり判らないので半分想像。日の丸は同じBD601エンジンを搭載した機体繋がりで、以前作った飛燕の余剰デカールを移植しています。 

 

 

 

フジミ 1/72 三菱零式水上観測機(艦これ仕様)

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砲撃戦時の弾着観測用に開発された水上機

海戦の最中、敵の妨害を排除しつつ空中で着弾観測を行う為、あえて速度性能は無視して、高い運動性能を発揮できる複葉を採用しています。

実際、運動性能だけなら二式水上戦闘機を上回り、機首と後部座席に搭載した7.7ミリ機銃で、零戦でも歯が立たなかった最新鋭のF6F戦闘機を撃墜した記録も残っています。

戦争中は艦隊同士の砲撃戦が行われることが殆どなかった為、本来の任務で飛ぶ事は殆どありませんでしたが、偵察や対潜哨戒、前述のような制空任務だけでなく小型爆弾を用いた対地攻撃まで、複葉機ゆえの安定した飛行特性を活かして様々な任務に利用されました。

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キットはフジミの1/72 零式水上観測機11型。

ゲームの零観は後期型ですが、フジミのコレも、ハセガワの1/48も後期型なのでプラモを作るぶんには、どれを買っても無問題。

グラフィックだと尾翼に番号が書いてあるんですが、小さすぎて読め無い為割愛しています。

フジミのキットとしては標準レベル。主翼を繋ぐ支柱のハマりが良く無いので事前に整形が必要。あと、操縦席前の支柱の位置取りがちょっと難しいので、制作の際はその点に注意。

フジミ模型 1/72 CシリーズNo.12 三菱零式水上観測機 三菱11型 長門搭載機
 
ハセガワ 1/48 日本海軍 三菱 F1M2 零式水上観測機 11型 プラモデル JT96

ハセガワ 1/48 日本海軍 三菱 F1M2 零式水上観測機 11型 プラモデル JT96

 

 

 

 

バンダイ MG 1/100 RGM-89 ジェガン

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先日お見舞いで頂いたMGジェガン、ようやく完成しました。

MGを作るのは、サンドロック以来7年ぶり。丁度最初に入院した頃以来ですね。意識していたつもりは無いのですが、やっぱ精神的にMGが辛くなってたのかも知れません。

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組み立ては素組で5時間程。多色成形でシールは全く使っておらず、関節もバリバリ動いて7年の技術進歩にオジサンびっくりですよ。

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ビームライフルにシールドというシンプルな装備。良き量産機の系譜という感じですね。

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意外と大きいビームライフル

劇中だとジムⅡなどと同じコンパクトなライフルのイメージですが、ガンダムのライフルと同じくらいありますね。

エネルギーパックは取り外し可能。スタークジェガン出ないとこの機能活かせないだろうw

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このキット唯一の残念ポイント、腰のグレネードはMGになっても3発ひとまとめでした。

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腰のビームサーベルは、当然取り外して装備可能。

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異様に腰の低いカタパルト発進のシーン、昔からなんか好きなんですよ。

もう少し前かがみになれたらいいんだけど、股関節のスイング機能のおかげで随分とマシになりました。

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パーツ分割を見ると、あきらかにスタークだのD型だのやる気満々なんですが、さすがにMGでそれやられたらお財布がw

その前に身体治して働けるようにならないと、明日作るガンプラを買うお金すら無いけどなw

 

 

ハセガワ 1/72 局地戦闘機震電(艦これ仕様)

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日本海軍最後の試作戦闘機。

主翼を後ろに配したエンテ型と呼ばれる独特な形状をしており、時速750キロを目標に開発が行われ、テスト飛行の段階までこぎつけたものの、エンジントラブルに対処しれているうちに終戦を迎えてしまい、その高速性能を実際に試す機会は遂にやって来ませんでした。

徹底した速度重視の設計で、日本の戦闘機には珍しく運動性を考慮しておらず、一撃離脱戦法を重視した機首には30ミリ機関砲4門を搭載しています。

一方で

エンジンが後ろにあるため直接冷気を取り込めずオーバーヒート気味だった。

そもそもエンジンがまともに動かなかった。

着陸脚が長く、強度や重量面で問題があった。

などの問題があり、実際に完成したとしても、予定していたほどの性能は発揮できなかったのではないかと言われています。

まあ、終戦時の連合軍は震電の予定性能を上回る戦闘機を投入、または投入可能な状態にあったので、予定性能を出せたとしても、期待されていたほどの活躍が出来たか怪しいところではあります。

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キットはハセガワの1/72震電

艦これ仕様と名乗ってますが、塗装だけで機体は素組です。

ゲーム中の設定では着艦フックの増設と尾翼の強化が行われたとなっていますが、この構造でどこに着艦フックをつけたのやら。

まあ、俺も震電は持ってないんですけどね(震電のイベントが始まった時は艦これ始めたばかりだった) 

 

ビスタ 1/72  フェアリー・フルマーMk.Ⅰ(艦これ仕様)

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それまで複葉機だった艦上戦闘機の近代化を図るべく、フェアリー社のバトル爆撃機を改修した機体。普通、戦闘機の開発ベースに爆撃機を使う時点で何かおかしいと思うんですが、大丈夫ですかイギリス人は?

一応「洋上飛行なら操縦手とは別に航法士がいた方が安全だろ」という優しい心遣いから複座の大型機が求められたのですが、当然のごとくスピードも遅く動きも鈍重。まともに空中戦が出来る機体では無かったのですが、この頃は世界的に複座戦闘機がブームだった為か、他に使える機体がなかった為か、そんなに問題にならなかったようです。

まあ、複葉機に比べればマシな性能なのは確かですからね。

事実、配備が始まったばかりの1940年頃は旧式なイタリア軍複葉機を相手にちぎっては投げちぎっては投げの大活躍。しかし2年後のセイロン島攻撃では日本海軍の零戦相手に、片っ端からちぎっては投げられ、ちぎっては投げられるのフルボッコ

さすがのイギリス人も、この頃にはシーファイヤーやシーハリケーンといったマトモな艦上戦闘機を配備するようになり、翌年にはフルマーは全機が退役。

最終的に600機超が生産されました。

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キットはチェコの模型メーカー、ビスタの1/72 フェアリー・フルマーMk.Ⅰ。

商品名はMk.Ⅰですが、中身はMk.Ⅱとのコンパチキットです。

無名メーカーのキットにしてはなかなか良く出来ており、クリアパーツの透明度の高さやモールドの精度などは日本のメーカーにも引けを取らないレベルです。

唯一の欠点はピトー管の位置が左右逆な点。説明書には正しい位置に描いてあるのにね。

なお、メーカーは既に存在していないらしく、このフルマーも現在はドイツレベルから発売されています。他に1/72のウォーホークを発売していたらしいのですが、ネットではそれ以外のキットを見つけられなかったので、小規模模型メーカーによくある、技術はあったけど2~3個商品出したところで力尽きた系かもしれません。

レベルのはピトー管の位置直ってるのかな?

ゲームではアークロイヤルの初期装備。

性能的には実機同様箸にも棒にもかからないダメ子ちゃん。一応作例は前述の通りMk.Ⅰで作っていますが、ゲーム中のグラフィックはわかりやすい特徴であるラジエターの形状が、迷彩塗装のせいでMk.1にもMk.2にも見える為判別が付きません。ある意味迷彩本来の機能を果たしているとも言えますが、別にありがたくもなんともない。

 

AZ model 1/72 イギリス軍 フェアリー フルマーNF Mk.2 プラモデル AZM7567

AZ model 1/72 イギリス軍 フェアリー フルマーNF Mk.2 プラモデル AZM7567

 

 

 

 

 

 

アカデミー 1/72 Ju87C改(艦これ仕様)

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ドイツを代表する急降下爆撃機

ドイツ語で急降下爆撃機を意味する「スツーカ」の愛称で恐れられました。

Ju87Cは空母グラーフ・ツェッペリンの艦載機としてJu87Bをベースに試作された機体で、着艦フックや主翼の折りたたみ機構といった空母運用に必要な改装が施されましたが、グラーフ・ツェッペリンの建造が中止になった為、本機も生産されること無く終わっています。

後にドイツ軍はグラーフ・ツェッペリンの計画再開にあわせて、急降下爆撃機雷撃機を兼ねたJu87Eの開発を行いますが、こちらも途中で頓挫しています。

余談ですが、Ju87Cが実際にグラーフツェッペリンに着艦する事はありませんでしたが、アクイラで試作機が着艦試験を行っています。

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キットはアカデミーの1/72 Ju87B-2スツーカ。

残っている写真やゲームのグラフィックなどから、翼の形状を修正。あと、尾輪の前にプラ棒で着艦フックを増設したのですが、この写真だと尾輪補強用の支柱にしか見えませんね(苦笑)

と、ここまで作っておいてなんですが、これは誤り。

グラフィックで描かれているC型は排気管や主脚の形状がB-1以前のもので、B-2をベースにしたこのキットは、むしろJu87C改2(KMX搭載機)に近い形状になっています。

いやまあ、気がついた時にはもうデカールも貼ってて手遅れだったんですよね。デカール貼る前なら、なんとかリカバリーもできるんですが。

なので皆さんがJu87Cを作る場合は、Ju87B-0かB-1のキットをベースにしましょう。

まあ、一番確実なのはハセガワのキットを買うことですかね。

滅多に売ってませんが。

ハセガワ 1/48 ユンカースJu87Cスツーカ グラフツェッペリン

ハセガワ 1/48 ユンカースJu87Cスツーカ グラフツェッペリン

 

 

フジミ 1/72 彗星12型(艦これ仕様)

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太平洋戦争後期における日本海軍の艦上爆撃機

九九式艦上爆撃機の後継機として開発された機体で、日本軍には珍しい液冷エンジンを搭載しているのが特徴です。

また、爆弾を胴体内に搭載する事で空気抵抗の増加を防いでいます。この機構は細部まで徹底しており、爆弾倉のハッチが内側に向かって倒れ込む事で、爆撃時に空気抵抗が増加しないよう配慮したものです。

このように新基軸を惜しみなく投入した彗星は期待に沿う高性能を発揮したものの、その分トラブルも多く、大型化した機体は空母での運用も制限され、いわゆる軽空母では運用が難しかったとする証言が残されています*1

特に液冷エンジンは故障も多く生産数も伸び悩んだ為、途中からは空冷エンジンに載せ替えた33型が並行して生産されました。

艦これの機体は機首の形状からた、初期型の彗星11型ではなく、エンジンを強化した彗星12型思われます。

なお、ゲームに登場する彗星12型甲は通常の彗星と比べて爆装と索敵が向上していますが、実際は後部旋回機銃を7.7ミリから13ミリ機銃に強化しただけで、機体性能そのものには変化ありません。

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キットはフジミの1/72彗星12型。

このキットは鷹-13番のデカールが付属しているので、そのまま艦これ仕様にする事が出来ますが、後部機銃が見える形で再現されていない為、甲型と作り分ける事は出来ません。

ちなみに鷹-13は、靖国神社に収蔵されている日本で唯一現存する彗星と同じ機体番号ですが、細部の塗り分けはかなり違うので、そのままモデルにしたという訳ではないよでうです。

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www.yasukuni.or.jp

フジミ模型 1/72 C5 彗星12型 液冷タイプ

フジミ模型 1/72 C5 彗星12型 液冷タイプ

 

 

 

*1:後継機の流星は運用そのものが出来なかったので、遥かにマシですが

バンダイ HGUC 1/144 RGM-89D ジェガンD型(迷彩仕様)

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UCの最終回でシャイアン基地の防備に当たっていたジェガンD型。

キットはジェガンD型に劇中で装備していたハイザックマラサイビームライフルに、スプリッター迷彩のデカール付き。

普通はホイルシールを使用しているカメラ/センサー関係も、このキットではデカールになってます。

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キットの組み立てに1日、デカール張りに3日。

モビルスーツは複雑な面構成と曲面で構成されてるので、デカール張りはまさに地獄。ほとんどマークソフターの浅漬け状態。

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ビームライフルHGUCマラサイのものを転用。HGUCハイザックにはビームライフルついてませんしね。

それにしても、かなり重要な戦略拠点であるシャイアンに配備されている機体が、旧式のライフルを装備しなきゃならないくらい連邦軍は困窮してるんですかね。

やっぱ宇宙軍以外は金無いのかな?

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これでUC関連のジェガンは全て製作終了。

あとはトワイライトアクシズ関連のジェガンだけど、あれ、まだ見てないんで、どうも作る気しないんだよね。ゴーストジェガンはどうすっかなー。

 

HGUC 1/144 RMS-108 マラサイ (機動戦士Zガンダム)

HGUC 1/144 RMS-108 マラサイ (機動戦士Zガンダム)

 

 

 

 

HGBF 044 1/144 SF-01 すーぱーふみな

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サカイ・ミナトがメイジン杯に出品するも、肖像権(というかそれ以前)の問題で見事アウトとなったガンプラ

フミナの最初の愛機パワードジムカーディガンをベースにしており、エプロンドレス状のアーマーはキャストオフする事(プラモでは再現されていません)でダメージを軽減する機能があります(しつこいようですがプラモでは再現されていません)f:id:type97:20181111200555j:plain

今も連々と続くフィギュアガンプラの第1弾。

正確には1/20アムロたちのフィギュア以来35年ぶりの新作と言うべきか?

スカートとカチューシュは軟質素材。

ギャン子に比べると軽量(どこが?)なせいか、関節などに無理はあまり無いのですが、バックパックに対して足が細すぎる為、自立はかなり困難です。

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睫毛のハイライトはシールなんですが、見ての通り顔に馴染んでいるとはいい難いため、かなり怖い顔になっちゃってます。

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ポニテはグリグリ動くよ

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シールド以外の武装はパワードアームズパーワーダーを使用。

肩にビームサーベルが刺さっていますが、ビーム刃は付属していません。

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シールドはファンネル兼ビームサーベルとなっていますが、足の裏以外にスラスターがないところを見ると、シールドそのものが粒子制御による推進器代わりになってるんじゃないですかね?

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「正義の戦士 すーぱーふみな!」

はいぱーギャン子!

「「二人はガンプラ!!」」*1

 シアがシャイニールミナスポジションでキット化されると思ってたんだけど、どうもそれは無さそうですね*2

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最近のフィギュアライズとかコトブキヤに比べると、正直洗練さに欠けるんですが、それでもまだ発売から3年しかたってないんですよねコレ

バンダイいろいろと進化し過ぎだろう?

 

*1:公式設定です

*2:その場合の必殺技はもちろんシア・ハートアタックで

フジミ 1/72 流星(艦これ仕様)

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帝国海軍が配備した最後の艦上攻撃機

名称は攻撃機ですが、従来の任務であった雷撃と水平爆撃に加え、艦上爆撃機と同等の急降下爆撃能力を付与されており、実際には爆撃機攻撃機の能力を併せ持っています。

開発にあたっては爆撃機攻撃機の一本化による艦載機運用の効率化が期待されていましたが、従来の攻撃機に比べて大型化した流星を運用可能な空母は大鳳信濃の2隻しか存在せず、実際には陸上基地から運用されました。

武装は魚雷1発、または800~500キロ爆弾1発、翼下に250キロ爆弾2発または60キロ爆弾4発を搭載。胴体に設けられた爆弾倉に魚雷または大型爆弾を搭載する事で空気抵抗による速度低下を防いでいます。もちろん、800キロ爆弾搭載時にも急降下爆撃が可能です。

両翼に20ミリ機関砲、後部座席に13ミリ旋回機銃を装備。攻撃機としては運動性は比較的高く、戦闘機相手は荷が重いものの、自衛戦闘などではかなりの威力を発揮したものと思われます。

試作段階では防弾装備も搭載されていたようですが、前述の大型化に伴う重量増対策の一環として廃止されています。

従来艦上攻撃機は偵察任務も兼任していたため、専従の偵察員を含めて3名が乗り込んでいましたが、艦上偵察機彩雲の配備に合わせて偵察員の席がなくなり、流星からは乗員が2名になっています。

1944年4月から配備が始まりましたが、本土爆撃や東南海地震の影響で生産は遅々として進まず、終戦までに約110機が生産されたに留まっています。

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キットはフジミの1/72 流星(増加試作機)

フジミからは試製流星、試製流星(増加試作機)、流星改の3種類のキットが出ていますが、設定的に艦これの流星に該当する機体は、この流星(増加試作機)と思われます。

どのキットもデカールや爆装しか違いが無いので、試製流星や流星改のキットを使っても問題はありませんが、増加試作型には艦これと同じ752空のデカールが入っているので、その方がいろいろと思われます。

作例のキットは30年積みの一品だった為、デカールが熟成され過ぎて、ご覧の通り途中で溶け出してしまいましたが(苦笑)

まあ、流星改には唯一魚雷が付属しているので、艦これを再現するなら流星改ベースにするのも良いかもしれません。最近も752空のデカールが付属したキットが再販されていますし。

フジミ模型 1/72 CシリーズNo.33 試製 流星 B7A1

フジミ模型 1/72 CシリーズNo.33 試製 流星 B7A1

 

 

 

HGBD 007 1/144 xvt-mmc 煌・ギラーガ

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チーム百鬼のリーダー、オーガの弟ドージの操るガンプラ

初登場時はノーマルのゼダスに乗っていましたが、再登場時からは、この煌・ギラーガに乗り換えています。

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ベースはガンダムAGEのライバル機だったギラーガ。ヴェイガン好きという事はAGE世代なのか?

全体的に装飾が増えていますが、原型機を活かしたデザインですね。

なお、機体色が青なのは、同じギラつながりでギラ・ドーガ(レズン機)もモチーフにしているからとの事。

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武装は両手のビームバルカンに、胸部のボルテッカービームバスター。

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ビームライフルにもなるギラーガギラスピア。

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スピアは設定上連結できる事になっていますが、キットには接続パーツなどはなく、手首で繋がってるいるように見えるだけです。

ここまでは基本的にギラーガと同じですね。一応設定上はギラーガビットも使えるようです。

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ギラーガギラテイル。

ギラーガのものより長さが倍化したかわりに重さも倍増。保持力の強化された手首が新規パーツで付属していますが、正直それでも支えきれてないですね。

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腕と違い尻尾の方は固定もバッチリ。テイルの中にはリード線が入っておりポージングも自由自在。むしろテイルが三本目の足として機能することで、接地時のバランスは向上しています。

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最初はイヤミな小者として登場したドージ。まさかリクくんのレベルについていけなくなったユッキーの新しい相棒ポジションにつくとは想像も出来ませんでしたね。

自分で引き込んだ初心者に一瞬で技量を追い抜かれても、嫉妬したり拗ねたりせず、チームのために前向きなユッキー、本当に凄いよね。